橋杭岩とジャズ喫茶


 旅行が大好きです。でも、昨年から、遠方や海外に行けることはなくなりました。こんな機会だから、住んでいる地域の魅力を再発見する県内プチ旅行をしています。白浜に憧れて移住してきましたから、だからこそ、地域の魅力に感動していると思います。


   今回は、南紀勝浦へ一泊した時、その道中に出合った方や景色、お店など印象に残る話題です。


 串本の橋杭岩は、すでに有名で沢山の方が訪れます。何回行っても自然の素晴らしさに感動します。


   そこから、車で8分。古座の橋を渡って左に進むと、古くてボロボロに見える(笑)小さな建物が有ります。


 そこは、ジャズカフェ<イワシの目>の看板=写真=が有ります。とっても、ユニークなマスターとステキな奥様が営んでいます。


   古い海外の新聞紙が敷き詰めてあるカウンターの席。目の前は、ジャズのLPが4000枚!


 マスターは、どんな曲でもリクエストに直ぐに応じています。300円の挽き立ての美味しいコーヒーは何倍でもお代わり自由。お菓子も付いてきます。


   コロナ禍でお客様激減、マスターは平日は出稼ぎ(笑)奥様が1人で店を守ってます。年金だけでは生活出来ないからって、頑張っておられます。久々に寄りました。大変喜ばれて、常連さんらしきご婦人と一緒にワイワイと話しが盛り上がります。


 アルコールもなし、マスクしての会話。それでも、そこに集う人達が、ちょっと癒されて帰るのです。


   4年前に偶然、友達と訪れた事がきっかけですが、串本に行くとちょっと立ち寄ります。知っているお店があると旅は更に楽しくなりますね。



 そこを出て、夕方、南紀勝浦休暇村へ向かいました。太平洋が一望出来る露天風呂が素晴らしいのです。その理由だけで今回は宿泊予約をしたのです。まったりと静かな夜が更けました。



  (西川 福美)