女性二ュービジネスの世界が面白い。
「初恋の人にもう一度会ってみたい」
「音信不通の友人を探したい」「一目惚れの人の連絡先を知りたい」-などといった人たちのニーズにきめ細かく応えるサービスである。
費用は税抜 着手金8万5千円、成功報酬9万円で、交通費は別となっている。
「最近の引き受け件数は一日平均30件位あります。判明率は9割に達する」(佐藤社長)という。
このサービス需要の年代層とその特徴はほぼ三つに分けられる。
20代の男女では「現在進行形の恋愛問題」が多く、「電車の中で会ったが、名前も聞けなかったので、なんとかしてほしい」といったケースもあるという。
中年男性は「青春時代のあこがれのマドンナの消息を知りたい」といった動機が多いようだ。
65歳以上の「戦中世代」の方は男女とも、旧満州(中国東北部)などで知り合いだった人たちの現況を調べたいといった相談がある。
わずかの情報を手がかりに若いカップルを取りもったケースもあった。
「敏速信用調査―72時間報告システム」と銘打った調査の費用は9万8千円。
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