その森は
人の侵入を拒むよう鬱蒼と生い茂り
その奥に何があるのか
誰も知らない
謎めいた森でありました────
────────シムと野獣────────
「うーん・・・・・・まずいなこれは」
若き研究者、シム・チャンミンは
手の中でぐるぐると回り続ける方位磁針の針を見つめて、溜息をつきました
前人未到ともいえるこの森に、変形菌の新たな可能性を求めて来たものの
道に迷い、森から出られぬまま丸三日が経とうとしておりました
「・・・そろそろ本格的にキツくなってきたぞ・・・」
動くことを諦め、救助を待とうとしたその時
雷が鳴り響く音と共に大粒の雨が降り出したのです
「チッ・・・・・」
仕方なく腰を上げ、重い体を引きずって雨を避けられる場所を探しておりますと
急に目の前の道が開けました
出口かもしれない・・・!
そう思ったチャンミンは、胸を弾ませながら進みました
が
現れたのはまるで城のような大きな屋敷
チャンミンはガッカリしましたが
しかし、もしかしたら人が住んでいて、助けを求められるかもしれないと思い直し
茨がびっしりと生い茂った巨大な門のドアベルを鳴らしました
何度か鳴らし、大な声で呼びかけておりますと
ギギ・・・
と、錆びた鉄が擦れ合うような音がして
門が左右に開きました
普段のチャンミンならば、そのような怪しい場所に入っていくことなどはしないのですが
このままだと命の危険であると判断し
意を決して屋敷の敷地に足を踏み入れたのでした
ギギギギギギ・・・・・・・・・・・・ガチャン
背中で門が閉まる音を聞きながら
長いアーチを進み
やはり大きなドアの前まで来ると
ひとりでにドアは開き
見えない何かに促されるように
チャンミンは、屋敷の中へと吸い込まれて行ったのです
急に書きたくなってね〜
だって、男娼の麗人も貴方のとなりも珠玉の瓦礫にも重いんだもん。゚(゚^ω^゚)゚。
主任は、これからどーしよーかな〜と考え中
ひなぎく幼稚園も色々考え中なので
前からやりたかった『美女と野獣』のパロであります
楽しんでもらえたら嬉しいな(*´﹀`*)
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