竹の中で泣いていた女の子はやがて美しい姫君となり、
多くの男性から求愛されるけれど、皆に難題を出し、
姫を手に入れたい男性たちは、ある者は偽物を差出し、
見破られ、ある者はそれを手に入れようとして命を落とす
これらの男性は、実は実在の人物であるという説もある
奈良時代に権力者たち、富と権力にモノを言わせて、
自分の思い通りにできると思っている者たちの象徴で
彼らに難題を出してかぐや姫が懲らしめる話だ
というわけである
帝の不意の訪問には拒否もできずに
手紙のやりとりをするようになる
けれども満月の夜が近づくにつれて
月に戻らねばならないかぐや姫
お爺さんとお婆さん、帝までも
その嘆き悲しみようは尋常なものではなく
何とかしようと帝が兵士たちを配備するほど。
子供心にも、こんなことしたって意味ないのに
なんて思っていたけれど
案の定姫は月に召されてしまう…。
その後不老不死の薬なるものを置いていくが、
かぐや姫のいないこの世に永らえても、
何のいいことがあるものかと帝は悲しんで
山の上でそれを燃やしてしまう
結局この姫がこの世に降りてきたのは、
真面目にコツコツ働いていた老夫婦をひと時喜ばせ、裕福にしてやったのはいいとして
でも、言い寄る男どもは跳ねつけ中には命を落とした男までいたわけだし
しばらくして去ってゆくだけっていったい何がしたかったのって思ったりもしたけれど、
求婚した男性は当時の富と権力をほしいままにして傍若無人にふるまっていた実在の貴族であり、
そして貧しい暮らしを強いられていた者が思い描いた夢のような、そしてやんわりとした、
ある種の勧善懲悪の物語だとしたら、なんとなく納得ができる気がする
ブログネタ:満月の夜に変身するなら、何がいい? 参加中
ところで東京に出張していて、なかなかペタもコメもできずにいましたが
たくさんのコメントやペタを頂いたみなさま、ただいま~&ありがとうございました
今回の東京出張ではいろいろとお伝えしたい面白情報などが満載ですので
これからぼちぼちと記事にしていきたいと思います
というわけで月から、じゃなくて 東京から戻ってきたまきうさぎ
もちろん満月の夜になって変身するなら、やっぱり かぐや姫でしょう
で、満月が終わると、何事もなかったようにまた普通のまきうさぎに戻りたい
だって嘆き悲しむ人々を残して去ってゆくなんて そんなこと私にはできません
「あ、これからは普通の人間、まきうさぎなんで、そこんとこよろしく」とか言いながら
戻って来たいですが、本気で心配してくれたごく少数の誰かに、(誰だろ いなかったりして)
歓迎されながらも「心配させやがってふざけんなよ」って殴られそうな気もしますね
これから真夜中から明日にかけてになると思いますが、みなさんのブログに遊びに行って
ゆっくりとコメントやペタしたいと思います ちょっと楽しみ