片岡一郎さんの活弁ワークショップ | 牧内直哉の「フリートークは人生の切り売り」Part2

片岡一郎さんの活弁ワークショップ

今日(12.16)は、富山県教育文化会館で開催された、

活動弁士・片岡一郎さんの活弁ワークショップに参加しました。

参加者23人。応募は倍以上あったそうです。

が、定員制の先着順。早めに応募して良かった~(^^)v

 

その昔、映画が「活動写真」と呼ばれていた頃、

当時はサイレント(無声)映画しかなかったので、

映像に合わせて活動弁士が解説し、

生演奏で盛り上げるという興行スタイルが主流でした。

今はトーキー(発声映画)なんて言葉も死語になっていますが、

無声映画で楽しむ「活弁」は一つの芸術ジャンルとして残っています。

 

映画カツベン!は面白かったなぁ。

その他、生の上映会も何度か鑑賞したことがあり、

機会があればやってみたいなぁと思っていました。

片岡さんは『カツベン!』に出演し、俳優さんに指導もなさってます。

その他、今放送中の朝ドラブギウギの第5話にも出演されるなど、

活動弁士としても、声優などそれ以外の分野でもご活躍です。

ちなみに、私と同じ日本大学芸術学部演劇学科卒でした。

 

さて、ワークショップは何組かのグループに分かれて、

3本の作品の名から1本を選んで発表会をするという形式でした。

日本の時代劇、外国のサイレント映画、アニメーションの3本。

私が参加したグループは、1923年の外国映画『専売特許』を選択。

片岡さんが作った台本はあくまでもたたき台で、

そこにどう自分たちの演出を加えていくか考えながら稽古しました。

 

で、発表。のち講評。どうやら演出過多だったみたいです(;^ω^)

正解のない世界なので、それが悪いとは言われませんでしたし、

むしろ、それは表現者の“性(さが)”あるとおっしゃってましたが、

やりすぎを好まないお客様もいらっしゃるという話は腑に落ちました。

 

これ、映画『カツベン!』の中にもそういう件があって、

その時は納得していたのに、いさ自分がやるとやりすぎちゃうんですよね。

私のグループはそういう人が集まっていたというのもあります。

逆に引き算して発表されていたグループもありました。

 

でも、メチャメチャ楽しかったし面白かったです♪

映像の権利の問題があるので、落語みたいに自由に公演はできませんが、

また機会があったらやってみたいし、

その思い自体は片岡さんも歓迎されているようでした。

 

1月13日(土)の本公演活動弁士 片岡一郎独演会

行きたいんですが、仕事が入ってるんですよ・・・(´;ω;`)

 

ワークショップ終了後、参加していた女子高校生2人に、

「ひょっとしてラララ♪ばららくごのパーソナリティさんですか?」

とお声がけいただきました。声でなんとなく分かったそうです。

あの番組を高校生に聴いていただけてるなんて、ありがたいことです。

明日(12.17)のばららくごVOL.41のチラシを持ち歩いておけば良かった。

一応、「公演ありますのでよろしければ」とお誘いはしましたが・・・(^_^;)