有料の配信ライブをやることにしました。


このご時世です、もう避けられません。


「暇つぶし」という言葉がありますが、″コロナつぶし″に私のオトネタを見るのはいかがでしょう。


不要不急認定されてしまっているジャンルというものがあります。そういうサービス業が実は人間生活には必要不可欠だったということが自明になったとは思います。でも、どうも旗色が悪い。


エンタメ側は皆生き残るために必死です。でも、「要る、要らない」が前以上にハッキリとしてしまっているので、こちらがどう「こんな時代だから娯楽を届けたい。」と熱く言っても届かない状況になってしまいました。しかも急速に。
確かに自分も、ライブ配信を見てももう慣れてしまった感じです。

因果なもので、我々は「窮地こそオイシく」みたいな変な考え方があることを告白します。状況がマズイことになっていればそれを追い風にして「おもしろ」を提供するという理屈です。でも無料で楽しめる娯楽はいくらでもある。そんな時に有料で、しかもこちらの切迫をネタにいくら至上命題を曰ってもピンと来ませんよね。


そうなると二の句が継げない。失語症です。




放っておいても「コロナ」という情報戦は続きます。そしてそのトピックスがもはや風景になっているのがwithコロナってやつです。改めて確認しますが、この人類大喜利の答えは未だ誰も知りません。ベストは無く、その都度ベターらしきものを更新していくしか方法がないのです。
″人生とは八十余年の暇つぶし″という言葉があるとか。コロナ以前からあった人類不変の大問題「退屈」や「生きがい」という命題に誰しも関わらなくてはいけなくなってしまっているのです。これが前までの時代なら、安定した社会制度とか、仕事とか、家族とか、宗教とか、そういったもので紛らわしながらも、無くならない問題を薄めていくことで生きながらえてきたはずです。私はこのような時代を、コロナという問題によって人生が本当はずっと「刑務所の自由時間」だったことがバレてしまったのだと思っています。


失語症になりかけた自分がやることは、一番得意なことをやる、やってもやっても飽きないことをやる、このぐらいしか思いつかない。そんなもん金取ってやることか!と言われても「これしかありません。」というしかない。テレビやSNSでいろんな言葉が飛び交ってますが、どれも芯を食わない、空虚な言葉ばかりです。いつまで言葉遊びをしているのでしょう?全部が悪い冗談の様です。あたかも社会に役に立つようなふりをせず、私は私のオトネタという確信を表明するだけです。それで商売させてください。


私は数年前から、独立独歩の業務形態として自分のライブの運営をしています。その方が性に合ってると思っています。こういう状況になることはもちろん想定していませんでしたが、「小さな予算、大きな不安」はいつも付き物と思ってこれまでも活動してきました。3月に予定していた単独ライブ「オトネタ5」はほぼ完売していましたが、それでも興行という″ミズモノ″の恐怖にいつも晒されてきたことには変わりはない。三年前から復活させ、徐々にこのプロジェクトを軌道に乗せていき、また、確かにその手応えを感じ始めていた矢先にこんなことになってしまいました。お店を出した途端″緊急事態宣言発令″を受けた友人がいますが、私も似たような気分でした。彼はその後ランチのテイアウト路線でなんとか凌ぎ、その後もなんとかお店を保たせています。偉い!

私の配信も似たようなものかもしれません。ただし、その場しのぎのテイクアウトではなく、本格的にそちら方向へのシフトと考えてもらって良いと思います。オトネタTVは今後も続けるマキタスポーツの新番組であり、ネットで見るに適したものを提供するコンテンツと考えてください。今回はその第一回目です。テイクアウト専門店ならテイクアウトした状態が最高に美味しいという状態にしておくべきでしょう。有料で配信するならそれ用で考えるべき、ところが、そうはなっていないものか多いように思えます。


ネットという往来でただただ支援を叫んでも戦略無き物乞いです。


まずは第一回目を見ていただきご判断願いたい。オトネタTVをよろしくお願いします。

'20 09/01(火)20時00分~

「マキタスポーツのオトネタTV~中老~」開催!!

今年の3月末に予定されていた単独ライブ「オトネタ5」の中止を受け、代替公演として決定した配信プログラム。
本来ならば「オトネタ5」で披露予定だった新ネタから、代表作まで惜しげもなく披露する。
視聴チケットは2500円とパンフレット付き視聴券4,500円(枚数限定)の2種類。
視聴券販売期間:2020年8月3日(月)17:00~9月7日(月)22:00。
アーカイブは9月7日(月)23:59までアーカイブでご覧頂けます。