7月27日(土曜)晴れ
午前中から番組用資料作り着手。
11時、チビAを連れ、定期通院へ。
チビBは足を保護しつつ、T家のビニールプール遊びに参加。
12時、定期通院終わりで高井戸のA軒へ。
いつも頼む辛麺ではなく、スタミナ定食にチャレンジしてみた。
この歳になると「スタミナ」のつくものからは距離を取りたくなるもの。しかし私は負けない。まだスタミナと付き合うつもりだ。幸いA軒のスタミナ定食は、どこの店のスタミナ定食と変わりはなく、ニラにその名前の根拠がある程度のもので、とても親しみ易く、最後まで美味しくいただくことが出来た。
帰宅。そこからまた作業。
夕方、電車で表参道へ。青山ブックセンター本店にて評論家の矢野利裕氏とトークショー。
矢野氏が上梓した「コミックソングがJ-POPを作った」という本。内容が素晴らしく、サブタイトルの「軽薄の音楽史」というのかまた良い。
ヤマハからも、学校の音楽教室からも音楽を教わって来なかった私にはとても共感出来る内容。私は極めて不純に音楽を吸収し、軽薄な音楽を作り、軽薄な態度でそれらを演じている。
アーティストが2万字かけて「今回の作品とは」みたいに語り、ストーリー込みでうっとりと音楽を売ってこられた時代もあった。けど、それより街場でどう音楽が受け入れられてきたか。
例えば「め組のひと」。CM曲として生まれたことから、当初から軽薄な出自だけれど、まさか後にTikTokのネタにされてるとは思ってなかったろう。あるいはダンシングヒーローが盆踊り大会で使われるなんて荻野目ちゃんもびっくりしたことだろう。
ネタにされ普及していく。これはバカに出来ない。マツケンサンバ現象はバカに出来ない。
90分の予定が終わってみれば140分。
矢野くんとはいずれ何か共に作り上げたい。
見に来てくれていたカセットテープミュージックスタッフらと談笑しながら帰る。
帰途、T家に張り付いていた家族をヒッペ剥がしに立ち寄るも、ミイラ取りがミイラ。そのまま少し飲む。