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マスタリングも終わり、作曲期間を含めると3ヶ月間の制作行程の全てを終了しました。ふー


これはレコードプレス機。老舗の日本コロムビアさんだからこそ、こういった年代物があるんです。嗚呼、素晴らし。



“ヴィジュアルロック”のアルバムということになるんですが、敷居は低いです。誰でも楽しめるものになっていると、自信を持ってお贈りしますよ。
あ、「誰でも楽しめる」とうっかり書いてしまいました。これは矛盾ですね。「誰でも楽しめる」という謳い文句は、ともすれば、綺麗事に見えます。また、「誰でも楽しめる」というのは、平均点を意味する、毒にも薬にもならないことを含む場合もある。

でも、エンターティナーなら「誰でも楽しめる」を目指さないといけないと思うんです。一生かけてそれを追求しなきゃいけない。ヴィジュアルロックだろうとなんだろうと、僕は大衆芸能だと思っていますので。
「俺は大衆芸能じゃない。」と宣う人がいたら、「じゃ、角の方でコソコソやってください。」と申し上げときます。




僕は自作自演家です。帰るべき古典も無い。生まれたときから伝承すべき伝統芸能がある家柄の出身じゃありません。勝手に「面白い」を作ってきた。誰からも頼まれてもいないのにです。
また、「面白い」を作ってきたとは言いますが、常にあやふやです。もちろん僕はいつも面白いと思っていますが、本当のところはどうだかわからない。
ちなみに僕は「面白い」を広義に捉えています。笑いだけが「面白い」じゃないと思っています。半端な笑いぐらいなら、いっさい笑いの無い、“苔の研究の話”の方がよっぽど「面白い」。



実際のところ、「誰でも楽しめる」に向かい合ったのはここ数年のことで、それまでは、「わかる人にわかればいい」というスタンスでした。「わかる人にわかればいい」はやってみたらこれが大変居心地が良く、すっかり長居してしまいました。その点「誰でも楽しめる」は茨の道。でも、それだけに闘志が湧きました。結局「わかる人にわかればいい」は虚しかったんですね。だって大勢の人の喜んでる顔みたいし、みんなに「面白かった!」「かっこ良かった!」って言ってもらいたいし。ご機嫌な感じに生きてほしいんですよ、みんなに。


つまり、「誰でも楽しめる」は「最大多数の最大幸福」っていう矛盾です。でも、その矛盾を目指すしかないんです。


アルバムには「矛と盾」という曲があります。誰でも楽しめる曲にトライしました。


ぜひ聴いてほしいな~。


これは我々のライブレポートです。ぜひご覧ください。
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