会社所有のビルの1,2階をお隣の百貨店さんの店舗としてお貸ししているのですが、このたび新しいテナントさんが入る事になりました。(他の階は事務所と駐車場としてお貸ししています。)
 
この新しいテナントさんの要望により、ビルの外装も工事する事になりまして、去年暮からトンテンカン トンテンカンと工事をしていたのですが、なんとか無事工事が終わりました。
一昨日、昨日とプレスや取引先やお得意様を招待してのプレオープン、そして今日が本オープンの日です。
 
今朝出勤すると、エレベーターホールで、ご近所にある三吉神社の宮司さんにお会いしました。
この新たなテナントさんのオープン前にご祈祷するのでしょう。
老舗の百貨店はこういう行事を大切にするようです。どこの百貨店の屋上にも小さな社がありますよね。
お隣の百貨店では毎月1日に、このお社にお神酒を供えて商売繁盛を祈っているようです。
 
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まだ、雪が残っているので歩道脇が汚いですが、夏には垣根の葉も延びて、もう少しキレイになると思います。
そう、入ったのはエンポリオ・アルマーニさんでした。
ジョルジオ・アルマーニのセカンドラインということらしいです。
もっとカジュアルなアルマーニ・ジーンズなどもありますが、まぁ、私が気軽に買えるようなものは何一つ扱っていない、と言うことは間違いなさそうです(笑)というか、(涙)。
 
で、このエンポリオ・アルマーニさんがご挨拶にいらっしゃいまして、このようなチョコレートを頂きました。
たぶん、お得意様やプレスに配るのでしょうねぇ。
 
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ARMANI/DOLCI
アルマーニ・ドルチェ?(調べたところ、アルマーニ・ドルチでした)
いやいや洋服だけではなく、ホテルにレストラン、そしてチョコレートまで!
・・・展開してますなぁ。東京にも店舗があるそうですよ。
 
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くー!おっしゃれ~!
たまりませんねぇ。チミチミと会社で頂く事にします。
 
さて、前置きが長すぎましたが昨日は「札幌の建築遺産とまちづくり」の第3回目の講義でした。
今回のテーマは「札幌市内の歴史的建造物と市民活動」で、講師はNPO法人 旧小熊邸倶楽部 理事長の東田秀美さん。
小柄ながらに溌剌とした感じのショートカットに眼鏡の女性でして、51歳だそうです。
この方の歴史的建造物との係わり合いとその後~現在までの活動の記録が主な講義の内容だったのですが、もう一言で言えば「情熱」(笑)。
 
自分の惚れた歴史的建造物をなんとか維持するため、ありとあらゆる方法を吟味し、保存する術を探し出し、援助し、助言し、そして見守る。
 
どんなに素晴らしい建物であっても、それは年月がたてば建物の価値としては 0 となってしまう。
そしてどんな建物にも必ずオーナーがいて、オーナーの裁量1つで、その建物は変貌を遂げたり、無くなったり、新たに生まれ変わったりする。
歴史的に貴重な建物を存続するために、一体どのように実際動けばよいのか、
この東田講師があちこちに連絡を取り、同士と連携し、専門家を集め、お上に陳情し、お金を工面して、動き回る。
 
まさに、プロジェクトX。
 
歴史的建築物を残したいという同じ思いを持ったその道のプロ達を集め活動してゆく様を、関心・感動を持って
聞き入りました。
この活動、とてもやりがいがあるらしく東出講師は、もうペラペラペラペラと、お話がよどみなく流れていきます。
 
いやはや、素晴らしい人がいるものだ。
そう思った昨晩です。
 
まぁ、なんとなくはわかっていましたが、この方たちの「主な敵」は、「相続税」(苦笑)だそうです。
 
しかしまぁ、運よく遺す事のできる建物もあるわけで、
このような人たちのおかげで、藻岩下で、まったりと珈琲を飲む事ができると知っただけでも収穫でした。
 
早く雪解けを待って、旧小熊邸までポタリングしたいです。