こんにちは。

つむぎ学主宰・渡邊真紀です。

 

 

親子関係のご相談の中で

時々出てくる言葉。

 

『グレーゾーン』

 

具体的にどんなご相談があるかというと、

 

  • お子さんの暴言に困っている(死ね!など)
  • 感情が爆発して手がつけられない時がある
  • 他人の気持ちがわからないように見える
  • 人の輪に入ろうとしない
  • 自分がやりたいことだけやっている
  • 集中力がなく1つのことをやり遂げられない
  • 忘れ物が半端ない
  • 読むこと、書くこと、推察が苦手
 
など、
 
「ちょっと苦手、のレベルを超えている」
「手がかかる、のレベルを超えている」
「お友達関係でトラブルを起こすことが多い」
 
と感じている親御さんが多いのです。
 
グレーゾーンに対しては厄介扱いされがちで
良いイメージがないのが現在の風潮ですが、
「一部の能力が特化している」
という素晴らしい個性も持っています。
 
なぜ、問題になるのか?
 
 
それは周囲の人たちが
「理解できるだけの知識、情報量が少ないこと」
「どう支援をしたら問題が解決されるのか」
について知らなすぎるからといえます。
 

 

  グレーゾーンとは?

発達障害とグレーゾーン。

(こちらのブログでは検索ワードを優先するため

「障害」という文字を使わせていただきますが、

私個人としては「障碍」という意味合いで使わせていただきます)

 

専門機関で発達テストを受けて

「発達障害」の診断基準を満たした場合

  • ASD(自閉症スペクトラム)
  • ADHD(注意欠陥)
  • LD(学習障害:限局性学習症

等の扱いになります。

 

診断基準に満たない場合や、

発達障害の傾向がある段階では

  • グレーゾーン
と呼ぶことがあります。
 

病気扱いではなく、

あくまで「症状」「状態」で観察

していただきたいところです。

 

 

  グレーゾーンを知って傾向と支援をしよう!

グレーゾーンは放っておくことで

周りも本人も悩みが大きくなることがあります。

 

以下に

  • グレーゾーンの傾向
  • 学校で起こりうること
  • どう支援をするのか?

を簡単にまとめますので参考にしてください。

 

ASD(自閉症スペクトラム)の傾向

自閉症の傾向であれば

言語の遅れ、会話の不成立など。

 

アスペルガーの傾向であれば

興味関心の偏り、集団行動が苦手、

他人とのコミュニケーションが一方的になりがち。

 

【学校生活ではどんなことが起こる?】

自閉の場合は言語でのコミュニケーション自体が

難しいケースがあり、気付きやすいと思います。

実際はきちんと検査をした上で必要な支援教育を

受けることになるでしょう。

 

アスペルガーの傾向がある人は学校生活はできますが、

人の表情から心情を汲むことが苦手なので

思ったことをズケズケ言ってしまったり、

相手が何を考えてるか?や

相手の言葉の意図がわからず不安に苛まれることも。

 

また、自分の興味がある分野の話になると

一方的に話をし続けることもあります。

 

【必要な支援】

アスペルガー傾向は特に

「空気を読めない子」と片付けられがちです。

人の心情を理解しづらいので

「解説」する支援が必要です。

 

「A君は、君が〇〇してくれると信じていたのに

君が約束を忘れてしまったことでとても悲しい気持ちになったんだよ」

 

など「関わる人たちの心の通訳」として支援してください。

 

ケースバイケースをたくさん手に入れることで

周囲とのコミュニケーションの問題は減っていくはずです。

 

 

ADHD(注意欠陥)の傾向

  • 不注意(気が散る、忘れ物が多い、集中状態だと周りの声が聞こえないなど)
  • 多動性(じっとしていられない、私語が多いなど)
  • 衝動性(思いつきで行動する、人の話を最後まで聞かない、順番が守れない、割り込んだりするなど)
がみられます。
 
どれか1つではなく複合的に傾向が見られることも多いようです。
 

【学校生活ではどんなことが起こる?】

学校生活ではプリントを出し忘れたり、
遅刻が多かったり「自己管理」に悩むことが多いでしょう。
(本人も忘れるつもりはない)
 
人前でミスが起きたり、指摘されると
「恥ずかしい思いをした」と劣等感が強くなったり
自己否定をするようになります。
 

【必要な支援】

忘れ物をしたくてしているわけではないので

「何度言ったら分かるの!」と怒ったり、

人前で笑われるような結果を作らないことです。

 

また、忘れ物チェックや管理を本人任せにせず

「毎日一緒に確認する」といった習慣作りからすると良いでしょう。

 

LD(学習障害)の傾向

限局性学習症の場合、

「読み」「書き」「計算」「推測」などいずれか特定の分野が苦手

 

知能の発達に遅れはなく、

知的障害ではありません。

 

「算数は得意だけど、文字をよく間違える」

 

などということが起こります。

 

一部困難な「作業」により、

本人も授業で躓き悩む時期があるでしょう。

 

読むことが困難な場合、

  • 読字障害(ディスレクシア)
が考えられます。
 
例えば、
「文字が散らかって見える」
「あ、と、めを読み間違える」
「音読みしかできない」
などということが起こります。
 
また、
書くことが困難な場合、
  • 書字表出障害(ディスグラフィア)
が考えられます。
 
例えば、
「鏡文字を書く」
「ノートのマスから字が明らかにはみ出る」
「文字が大きかったり小さかったりする」
「同じ書き間違いが多い」
「同音異義語の区別ができない(機械?機会?)」
「作文が全くと言って良いほど作れない」
などがあります。
 
計算が困難な場合、
  • 算数障害(ディスカリキュリア)
が考えられます。
 
例えば、
「簡単な計算ができない」
「九九が覚えられない」
「文章問題から求められる計算ができない」
「図形、グラフを読むことができない」
「繰上げ計算、繰下げ計算でつまずく」
などがあります。

 

【学校生活ではどんなことが起こる?】

学習面で支障が出ているので
テストの点数などが極端になる傾向が。
 
「なんであなたは・・・」
「こんなこともわからないの!?」
「何度やったらわかるの!?」
「また同じところ間違っているじゃない!」
 
と親が責めてしまいがちに。
たった1つのことが苦手であるだけですが、
このような声がけで子どもが自信を無くしてしまいます。
塾に通わせて対応しようとするケースがありますが
「塾に入れたけど成績が上がらない」と親側がさらに悩むことにも。
 

【必要な支援】

まずは「苦手」なのか「理解」ができていないのかを

親側が見極める必要があります。

 

特に、読み書きに関しては

「本人の見え方」に関して質問してみると

 

・文字がチグハグに見える

・文章が斜めになっていく

 

など親側が理解できないようなことが起こっているかもしれません。

(実際うちの娘は視覚動作障害のため

国語の教科書の音読ができなかったり板書に苦労しましたが

適切な訓練でいまでは全く問題なくなりました)

 

LDは訓練によって改善されるので

早い段階で気づいて取り組めば

成績に大きな支障が出る前に対処できます。

 

  できることを伸ばそう!

親側はどうしても

「できないこと」に目を向けがちになります。

 

 

たった1つの「できないこと」を叱咤のするのではなく、

「他のできること」に目を向けて欲しいのです。

 

 

グレーゾーンではなくて、発達障害かも?と

心配であるようならばWISCというテストをお勧めします。

(子どもの苦手のレベルを見極めるために、です)

 

 

発達障害の場合、

ADHAなどでは投薬をするケースもあるようですが、

薬を飲ませて大人しくさせるというのは本質的な対処だとは思えません。

 

 

望ましい対応を親が学び、

根気よく子どもの個性に付き合うことが

大切だと思います。

 

 

また、

親側が子どもに対しての望ましい対応を知らなすぎることで

「育てにくさ」を感じていることもあります。

 

 

その際は「子どもがグレーゾーン」と

根拠がない「子どものせい」になっていることもありますので、

よくお子さんを観察して、

場合によっては学校の先生と協力しあって

行動改善にとりくんでみてくださいね。

 

 

 

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