高齢社会について議論するAFPPDの国際会議で「AIとデジタルテクノロジーで高齢社会を支える」というセッションの座長をつとめました。マレーシアのアレクサンダー・ナンタ・リンギ大臣、One Smile Foundationの辻󠄀早紀代表、ソウル大学のスックウォン・リー教授からプレゼンテーションしていただき、アジア各国の国会議員と議論を深めました。

マレーシアからはデータとテクノロジーを活用して個々人の高度な治療に繋げている事例、韓国からはスマートホームシステム等を活用したスマートケアの事例を紹介いただきました。AI倫理やプライバシーも念頭に各国高齢社会を支えるためにテクノロジーを駆使しています。

One Smile Foundationは、カメラ映像に映る一人の笑顔を1円に換算する仕組みで、たとえば高齢者施設の利用者、従事者が笑顔になる、コミュニティーに笑顔が溢れる、そして寄付が集まることで、脆弱な状況下にある誰かを助け笑顔にする、というユニークな取り組みです。

人口問題への取り組みを日本は長年にわたりリードしてきました。これからも情報共有、連携を強化していきたいと思っています。