衆議院予算委員会で中央公聴会が開かれました。有識者からのご意見をお伺いする機会となっています。規制改革会議でお世話になった一橋大学の佐藤主光先生からコメントをいただきました。多くのご示唆を頂戴したのですが、印象的だったのが「経済・財政についてのアンケート調査」の結果です。これは経済学者と国民と両方に質問をし、回答を比較したものです。

「財政赤字は問題だ」という割合は経済学者でも、一般国民でも同様に大きいのですが、「財政赤字の原因は何だと思いますか」と聞かれた時の回答が異なります。


経済学者の7割以上が「社会保障費」と回答しているのに比べ、一般国民の間では「政治の無駄遣い」が選ばれています。社会保障の受益が感じにくい、ということもあるでしょうし、額ではなく感覚として無駄があると感じる声が大きい、ということでもあると思います。


財政のあり方についても引き続き研究していきます。