西湘海岸保全施設整備事業の視察に。

西湘海岸は、相模湾に位置し、海底谷が迫っている急峻な海底地形であり沖合への土砂損失により海岸侵食が進行しています。難工事が予想されるため、国直轄事業となっています。

平成26年に採択されましたが、波が高くなれば退避をしなければならず、工事用道路が流されたこともあるなど、工程管理の難しい場所でもあります。物価高騰以外にも課題はあり、令和13年までの工期の見通しも簡単ではありません。1期目の工事は今年度中に終了する予定ですが、3Dプリンターを用いてブロックを工場製作し据え付けるなど時間短縮の効果も上がっているようです。

具体的な工程についても現場で見ることで完成のイメージを持つことができました。最先端技術を活用しつつ、防災減災対策や砂浜の再生が進められるよう、これからも進捗確認を行っていきます。