第69回全国視覚障害女性研修大会の式典に出席しました。各ブロックから提出された議題の中には「デジタル化による機器の操作」への不安なども記されていました。視覚障害者がセルフレジを使う場合に音声ガイドがあることや、定員を配置することも求められています。大会では「ICTに関する必要な知識を身につけていくことが必要」との宣言案も出されていましたが、同時にテクノロジーによる操作補助と人的サポートも考えていきたいと思っています。

以前関係者に見せていただいたスマホの補助品のように(写真参照ください)ツルっとしたスマホよりも、ボタン式のガラケーの方が番号を押しやすかった、ということもありました。



日々の暮らしの中でもICカードで障害者料金が使えるようになるなど改善はされてきているようですが、女性故の複合差別の問題や防犯対策など、向き合うべき課題はまだまだたくさんあります。たとえば、視覚障害者にも使いやすい公共トイレの設置や、水洗ボタンの位置や形状など規格の統一化、災害時の対応など。今後も議連の活動等も通じて取り組んでいきます。