G7デジタル大臣会合最終日。閣僚宣言がとりまとめられました。今年のテーマは「共に強くなる(Stronger Together)」とし、ロシアによるウクライナ侵略戦争を非難しサイバーレジリエンスについて議論をしました。インターネットの安全性(eSafty)や中小企業を含めたサプライチェーンも閣僚宣言の要素となりました。DFFTについてはイノベーション、繁栄、民主主義的価値(Democratic Values)を支えるものであることを確認しました。

また今年は「ウクライナに対するロシアの戦争への対応におけるデジタルインフラのサイバー・レジリエンスに関するG7デジタル大臣による共同宣言」も出しています。ウクライナの人々のインフラに対して破壊的で恐ろしい攻撃がなされていることを非難しつつ、最も困難な状況下で通信ネットワークの機能を維持しているウクライナの功績には賞賛の言葉が集まりました。

命を守る情報、経済活動の為に必要になる情報へのアクセスはインターネットによって可能になっています。デジタルインフラ、通信インフラの重要性が改めて意識され、偽情報を含むサイバー空間の脆弱性に直面する現代的課題にも対処しなければならない、との思いを共有しました。昨年はイギリスでG7ロードマップが、そして今年はドイツでG7行動計画が取りまとめられましたが、こうした成果は来年G7を主催する日本に引き継がれていきます。次のステップに向けてさっそく準備を進めていきます。