今日、オリンピック閉会式を迎えます。たくさんの感動を届けて下さったオリンピアンに感謝です。

開会式もたくさんの方がご覧になっていたと思います。私も観ていました。実は充分に楽しめなかった方々がおられた、と後にうかがいました。聴覚障害のある方々です。手話通訳なしで放送されていたことに、気付かれた方は少なかったかもしれません。

閉会式ではEテレで手話がつきます。総合テレビにつけて、皆さん一緒に観るという形が理想形だったとも感じますが、改善の一歩とはなります。

開会式では、会場には手話通訳の方がおられて、スクリーンにも投影されていたと報じられています。にも関わらず、放映はされなかった。

実は自戒を込めて紹介しますと、私も同じ失敗をしてしまったことがあります。自民党党大会で、司会をしていた私の横には手話通訳の方がいらっしゃったので、オンライン中継をご覧の方々にもその通訳が伝わっていると思っていました。手話言語版「われら」の制作にご協力頂いた先生やろうあ連盟の皆様にも「中継をぜひご覧下さい」とご案内していました。しかし、手話は放映されなかった。会場での一人ひとりの発言は伝わっていなかった。申し訳ないことをした、と反省しました。今後はワイプで入れるか、話者の横にいて下さる通訳の方も含めた画角で放映することを、申し送りしました。

こうした経験を私自身していたので、開会式で不充分だった部分を補って放映される今日の閉会式に注目したいと思っています。