自民党PFI刑務所を通してPFI制度を考えるPTとして「島根あさひ社会復帰促進センター」を視察しました。
このセンターでは、受刑者(このセンターでは訓練生と呼んでいます)の衣服にICタグを装着、中央監視室で位置情報を把握する事が可能になっています。最新鋭のセキュリティシステムでカメラと扉をモニターしているので、職員が同行しない独歩で移動する事もできます。給食もカートプールで自動搬送されていたり、日用品がキオスク端末で購入できるようになっていたりと、民間の知恵が活かされている様子を感じました。
職業訓練では、理容訓練、CADのほか、フォトショップや動画の編集、盲導犬パピーの育成、地元の小中学の給食にも提供されるコッペパン作りなど、さまざまなプログラムが行われています。放置自転車を修理してレンタサイクルや途上国支援に活用したり、こうぞを栽培して石州和紙を製作したり、と、広く社会との繋がりを感じられるようにすることで、再犯率を抑え、社会復帰を促す、というセンターの役割を担っていることが伝わってきた視察でした。