カザフスタンに到着。「若者への投資」という国際会議に出席するためです。カザフスタンは人口1820万人で石油・天然ガス・ウラン・レアアースなどに恵まれた、ロシアと中国、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタン、そしてカスピ海と接する国です。米国、欧州も含めてバランスをとった外交を展開しており、中央アジア初の国連安保理非常任理事国に選出されるほか、ロシアとトルコ関係の改善に動き、軍縮・不拡散の課題に意欲を示すなどグローバルな課題にも貢献しています。
昨晩到着した首都アスタナは雪!
雪は歓迎の印だそうです。
1991年のカザフスタンの独立当初はアルマティが首都だったのですが、1997年にナゼルバエフ大統領の決断でアクモラに遷都され、1998年にカザフ語で「首都」を意味する「アスタナ」に改称されました。首都移転の理由は公式には説明されていないそうですが、地震の発生の危険性の少ない地域へ首都機能を移す必要があった、ロシア系住民が多く住んでいる北部の分離独立運動を予防する必要があった、中国国境に近すぎる場所より国土のほぼ中心を選ぶ必要があった、と言われているそうです。
新首都設計には、国際コンペで優勝した黒川紀章氏がJICAの支援によりマスタープランを作成しました。空港も黒川紀章氏の設計。まちは近未来都市の様で、ホテルの部屋からの景色は夜の10時でも煌々と明かりが灯っていました。
昨日は昼間吹雪だったようですが、今日はどうなるでしょうか。