コートジボワールは人口2,429万人、高齢化率2.9%、合計特殊出生率4.91、乳幼児死亡率出生1000あたり66.0、平均寿命、男性53.6、女性55.7歳、一人当たり医療費75.5米ドル、人口1万人あたり医師数1.43人の国です。医療保険、労働関係の政策が鍵となります。
トレッシュビル大学中央病院を視察。病院長はJICAの研修で八王子センター、大阪大学に行っていた経験もある方です。清潔な日本の様子に感銘を受けた話をして下さいました。
小児センターの改修と、小児救命救急センター機材整備を日本の援助で行なっています。器具には日の丸がついています。
午後はアジュマニ動物・水産資源大臣(保健・公衆衛生大臣代理)との会談。カバ計画開発大臣も合流して写真撮影。
ILOオロンジョン地域総局長との会談では、若者の雇用を都市部だけでなく、地方でも進めること、アフリカで96%と言われている、社会保障のないインフォーマルエコノミーをフォーマルなものにすること、健康と雇用を結びつける事で経済に貢献すること、など意見交換しました。特に実社会においてどの様な仕事、スキルが求められているのか、マッチングやモニターの必要性について議論しましたが、この点、日本のシステムが貢献出来るようにも感じました。女性の職業教育と共に、男女の賃金差をなくすために女性が声を上げていくことも大事です。
アビナン雇用・社会保護大臣との会談では、ウワタラ大統領が新興国入りを現在目指している、という話もありました。
アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ「ABEイニシアティブ」にはこれまで22名が参加をしています。コートジボワール帰国後は、日系企業などに就職する方もいるそうで、今年は2名が来日予定です。
日本へは、統計システムの向上、高齢者の活用など、具体的な要請もありました。
ダンカン副大統領には、今回のミッションの団長である牧原厚労副大臣より、大阪万博への支援要請を、公式キャラクターであるキティーちゃんのぬいぐるみを渡しながら行いました。
TICAD7への参加の依頼も併せて行なっています。