今年のAPPF総会の開催地はフィジーです。往路はシドニーで乗り継ぎました。
{B1D13610-751C-4523-99C7-9C1C30FA6DC8}

ほぼ四国と同じ面積に、89万2千人が住んでいます。先住民族が57パーセント、インド系が37パーセントです。主要産業は、観光、砂糖、衣料ですが、昨年はサイクロンでサトウキビが被害を受けました。2006年12月にバイニマラマ国軍司令官が無血軍事クーデターで暫定首相に、2009年に首相に就任、2014年に再任され現在に至っています。
クーデター後、日本は査証発給停止、経済協力方針の見直しなどを実施しました。オーストラリアやニュージーランドでは渡航制限も行われました。その間、フィジーは中国との関係を強化したと言われています。
現在、日本では、太平洋・島サミットの機会などを通じて閣僚会合などを行い、2015年には日・フィジー首脳会談も実現しています。
2014年9月に民主的なプロセスを経て新政権が樹立したことを踏まえ、日本からは、防災対策、廃棄物処理、環境保全、インフラ整備、感染症対策、人材育成など、脆弱性を克服できる様、支援を全面的に再開しています。

{A4D67447-FD2D-4440-8260-0793471379C2}

APPFの会議に参加する各国議会の代表団が今晩次々と会場入りして来ています。フィリピンやオーストラリアの代表団からは、安倍総理訪問による強固な連携について、早速感想をいただきました。議員外交の側面からもフォローしていきたいと思っています。