IPU会議に、私は日本国会の代表団として派遣されていますが、第一陣として現地入りし、団長の到着前に各国と根回しを行うのが私に課せられたミッションの一つです。
事前に各国から日本との会議の申し入れもあり、日本からもいくつかの国の代表団との会議を交渉していました。
なぜならばIPU会議の一つの山場は、日本が評議員の議席を守れるかどうか、だからです。各委員会の委員選出は地域会議の中の議論で決まってきます。例えばインド、パキスタン、バングラデシュが委員選挙に挙手することもあり、話し合いで全会一致を目指す一幕もありました。 
日本が今回立候補したのは評議員の議席。ASEAN+3の議長であるフィリピン代表のドリロン議長と昨日話し合いを持たせて頂き、日本への支援を約束頂きました。フィリピン側のスタッフの一人がICUの留学生だった、という偶然も重なり母校の話も出来ました。
アジア・太平洋地域グループの議長はマレーシア。今朝朝食会の席でウィー・カー・ション大臣より日本への支援を頂きました。大臣はJICAプログラムで、若い頃日本でホームステイした経験もお持ちでした。
こうした人と人との繋がりもあり、無事に日本は評議員の議席を守る事ができました。
 

私の次なるミッションは女性議員会議でのコミットメント。IPU女性議員会議は今年で30周年を迎えます。女性議員が責任を持って世界中の女性を助けることができるよう、決議に皆でサインしました。
 
 私自身は議長に発言を求め、日本代表として震災時の援助へのお礼を伝え、東日本大震災での経験を踏まえて緊急事態に対処できる女性リーダーを育てる事の重要性を訴えました。他の国の方達も頷きながら私の意見に同調して下さいました。