27歳でエボラウィルスを発見しTICAD Vで野口英世アフリカ賞を受賞したピーター・ピオット教授のお話をうかがいました。
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内戦で国の保健システムが確立していなかった事はエボラ拡大の一つの要因であり、リベリアでは内戦終了時の2010年に医師は51人しかいなかった、とお話くださいました。日本のグローバルファンドなど基金への貢献、技術的支援、政治的影響力に期待する、との言葉を私たちも重く受け止めています。
アフリカでは亡くなった方を弔う時に身体を触る、という風習があります。エボラで亡くなった方に触ると感染の可能性が高くなる点を、質問させて頂きました。伝統、文化にも敬意を示しつつ、感染を防がなくてはなりません。コンゴでは手袋を配り弔う事を推奨し成功しているそうです。それは外国から来た人ではなく、コミュニティリーダーや宗教指導者から伝える方が人々には受け入れやすいので、こうしたリーダーとの共同も課題であると感じました。
早いスピードで人が移動する時代、どの国でも感染症対策は必須です。

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