今回のサウジアラビア行きにあたり、多くの方から「女性にビザおりるの?」という質問を受けました。ビザがおりにくいのは男性も女性も同様で、前日になってやっとビザがおりた、というケースも珍しくありません。女性の入国であれば尚更厳しくなるのも事実です。でななぜ今回は女性にもビザがおりたのか。それは2月にサルマン皇太子殿下が来日され安倍総理と会談された時から、日本とサウジアラビアの中小企業の交流がテーマとなっており、今回はそれを形にしたものだからです。サウジアラビア政府組織の招待により実現したもので、いわゆるサウジアラビアを代表する財閥とのコネクションが背景にあります。滞在中も夜のオフィシャルな懇談会を終えた後、4人の議員は地元サウジの有力者である代表者と会議やビジネスマッチングの下打ち合わせをしてきました。夜中の12時、1時まで話し込み、日本とサウジアラビア双方の発展に繋がる様、人間関係を築いてきました。サウジアラビアの仕事は夜動く、とも感じたものです。
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イスラム社会では女性が暮らしにくい、アラビア語が難しい、といった精神的負担を感じる人も多いと思います。実際、ドバイからサウジアラビア行きの飛行機が着陸する直前にアバヤを着て以来、サウジアラビア滞在中はアバヤで過ごしました。空港にも女性専用レーンがあります。顔をどこまで隠すか等は、それぞれの信条によるもので、慣れればそんなに不都合もありません。アラビア語に関しては「こんにちは:アッサラームアライクム」「ありがとう:シュックラン」位は使いますが、英語で多くの会議は進められるので、そこまで心配する必要はありませんでした。
顔を合わせた上でしっかりと約束を果たしていく、信頼関係が殊更重要な国でミッションを果たせたと思っています。ビジネスマッチングの皆様はこれからまだ3日間お仕事、私は一足先にドバイ経由で日本へ帰国します。
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