日本版マイスター制度推進研究会がスタートしています。今日は、日本鋳造協会会長の木村鋳造所会長とポリテクカレッジの中山校長からお話をうかがいました。
photo:01


株式会社木村鋳造所では、入所前と入所時に6ヶ月から10ヶ月の研修をしています。これは、現場の先輩の背中を見て学ぶだけでは効率が上がらない、という合理的な理由でなされているもので、暗黙知に裏打ちされた職人さんの技能は理論化、マネージメント化して技術にしていく、とも話してくださいました。広い知識を支えるTの横軸と、深い専門性を鍛えるTの縦軸、を意識した人材育成。博士を育てる英語論文の読み合わせ会のほか、ベテラン職人さんが退職する中小企業をサポートするカレッジも作っています。
時代と共に変化するニーズに応えられる人材は生涯にわたって研修し続けて育てていく、世界から仕事を受注する日本のものづくりの在り方を教えて頂いたように思っています。

iPhoneからの投稿