今日は開成町の消防出初式。自治体や女性の消防組織も充実している地域です。
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幼年消防クラブの皆さんもマーチングバンドを披露してくれました。
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さて、古式消防のお話。半鐘のたたき方によって火災の方向や距離を知らせていたというのをご存じでしたか。西は二連打、東は三連打、南は四連打、北は五連打、そして火災が近い場合は七連打だっそうです。
時代劇などで「め組」というのは馴染みがありますが、他に何組があったのだろう、と思って白井和雄さんの『江戸の火消し』(三愛新書)を読んでみたら、答えがありました。
「いろは四八組といっていましたが、実際にはいろは四ハ文字の中から“へ(屁)” “ひ(火)” “ら” “ん”が除かれ、“百” “千” “万” “本” の文字が加えられていました。」
また纏にもいわれがあります。「い組」の纏はケシの実と升の組み合わせで“けします”を意味していたそうです。「よ組」の纏は町火消しの創設者、大岡越前が授けたといわれているのですが、受け持ち区域である神田の田の字を形どっていたとか。消防の歴史は町の歴史でもありますね。

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