アート・ブリュット作品という言葉をご存じでしょうか。作者の内側から湧き上がる衝動そのままに個性を表現したもの、アウトサイダー・アートとも呼ばれるもので、既存の美術教育や流行によらない独創的な世界観を持っています。20世紀前半にフランス人画家、ジャン・デュビュッフェが精神科病院などで作品を発掘して提唱したと言われています。
パリで開催されたアート・ブリュット・ジャポネ展には日本から障害を持っている方たち63人の作品900点が展示されヨーロッパで高い評価を受けました。私も秦野市などで自閉症の方たちの作品展をいつも楽しみに見させて頂いていますが、日本ではまだまだ才能が埋れてしまっている状態です。国を挙げて障害者の芸術文化活動を積極的に発信していくために議連が今日設立されました。
バリアフリー映画の普及も課題です。アメリカやイギリスと比較して日本の映画館で字幕や音声ガイドの対応がなされているものの割合は少なすぎます。経産省、文化庁、厚労省、総務省、横断的な議論を進めていきたいと考えています。
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