福島県の皆さんからたくさんの想いをお預かりしたTEAM11の視察。
一人ひとりの「ふるさと」への想いをうかがいました。「ふるさとを捨てるわけにはいかない」「国の責任で避難した。国の責任で帰還宣言して欲しい」「どんな形でもよいのでふるさとを残して欲しい」

浪江町の方たちからは「仮設住宅に移って改めてふるさとの良さを感じる」「あの海をもう一度眺めながら暮らしたい」「町に戻れるまであと5年元気でいたいな」「お忙しい所お集まりいただき、と挨拶があったけど、忙しくして欲しい」「戻る人、戻らない人、それぞれに保障が必要」「仮設住宅では、この先の事はあまり話さないようにしている」「諦めていた2年から、自民党になって、やっと動き始めた。期待している」といったお話をうかがいました。
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除染作業は世界の叡智を結集して進めなければならない状況です。警戒区域に入ったバスの中の線量は1.3→ 3.4→ 5.3マイクロシーベルトと上がっていき、この時点でマスクを着用する様に言われました。その後もガイガーカウンターは8.3→ 18.48→ 23.45マイクロシーベルトを表示しました。これはバスの中のことですから、車外は当然もっと高い数値です。

陶芸の杜おおぼり大堀相馬焼の工房も壊滅的な被害を受けています。伝統的工芸品の復活を目指します。
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「警戒区域内の自宅がブタ小屋になってしまった」というお話も聞きました。ブタは一年に一回出産するそうなのですが、イノシシとブタが交配すると一年に5回の繁殖となるので事態はより深刻化しています。

一方、警戒区域内の家畜は殺処分が実施されましたが、いたたまれずに農家の方たちが牛のために作られた牧場にも行きました。被爆実態の調査、研究に寄与するそうです。
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この時、浜通りには珍しく吹雪いてきました。雪は線量を下げてくれるのだと言います。私たちに復旧復興を加速させる様に告げているのだと感じました。


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