昨日は、とても美しい一日でした。
春の嵐で風はビュービューと吹き、
砂埃で空気は黄色くかすんだりしましたが、
人生でそうそうないであろう、とても良い一日でした。
何かが突然起こるなんてことはなくて、
だんだん冬が春になるように、
毎日を過ごす中で、だんだん“今”が
やってくるのだと思うのですが。
それでも、だんだんというより、
景色がパッと変わったような、
ようやく過去の重い荷物を捨てることができたような
晴れ晴れとした、そして、しみじみとした気持ちになった一日です。
今朝、富士山の夢を見ました。
色んな願いはあるけど、この吉夢に託したい願いは、
やっぱり良い小説を、今作より次作、次作よりその次の作と
進化しながらお届けしていきたいということです。
小説家として、だんだん、進んでいく中で、
いつか、“この一冊”を書ききることができるように
ただひたすら書いていくしかないんだなあ。
もっともっと、良い小説を書きたい。
この切実でまっすぐで迷いのない願いを持つことができて
私は幸せものだと思います。
そのことをどこかに、あるいはいたるところにおわします神様に感謝し、
さらに、拙著を手に取り読んでくださった皆さんには特大の感謝の念を捧げながら、
もうすぐ誕生日。
三月って、いいなあ。
寒さがゆるんで、少しハイな日記でした^^