2019年11月11日
新調したヘルメット(OGK KABUTO KAZAMI)に、Bluetoothのヘッドセットを取り付けて往復180km程のツーリングに行きましたが、40km程走った頃に右の耳が痛くなってきました。
そのうち左の耳も痛くなってきて、ヘルメットが合わないのかヘッドセットが合わないのか走りながら悩みました。
しばらくは我慢していましたが、どうにも我慢できなくなりコンビニ休憩の時に、試しに右側だけ外してみたところ、右の耳の痛みはなくなりました。
どうやらヘルメットの問題ではなく、ヘッドセットが耳に当たっているのが原因の様です。
家に帰ってからヘッドセットの取り付け状況を改めて確認しました。
KAZAMIにはスピーカーホールが元々ありますが、購入したヘッドセットの直径よりホールが一回り小さく、しかもマイクやケーブルを逃がす切り込みも無い為、ケーブルの部分も浮いてしまいます。
取り付けた時は、これでも問題無いだろうと思ったのですが、実際に走ってみてこれでは耳に当たる事が解りました。
ヘッドセット側を分解してみたり、色々と試行錯誤しましたが、ホールの直径が小さい為何をやっても無駄でした。
ヘッドセットは、ナビの音声や音楽を聞くのにどうしても必要なので、Amazonで色々調べてみましたが、他のヘッドセットはこの製品よりももっと厚みがあったり、直径が大きかったりだった為、ヘッドセットは諦めてBluetoothのイヤホンも検討しました。
でもイヤホンでは色々と不便だろうなと万策尽き果てました。
いよいよ最後の手段であるヘルメットの改造に踏み切りました。
以前に買ったヘルメットは9,980円の安物だったので、スピーカー取り付けの為に中の発泡を切断するのも気兼ね無くできましたが、今回は以前から欲しかったKAZAMIで、買ったばかりだったので改造するのはとても気が引けましたがもうこれしか無いという事で決断しました。
改造ですが、色々検討した結果、スピーカーホールをカットする事にしました。
写真では解りづらいですが、作業中の手元が良く見えるようにクリップ式のLEDライトを準備しました。
柄がフレキシブルに曲がるライトなので、写真を撮る時もとても便利でした。
この作業の為に購入しておいたミニルーターにビットを付けて、スピーカーホールのカットに挑みました。
ミニルーターを使うのは初めてなので、ハラハラドキドキです。
※ミニルーターについては、改めてブログに書こうと思います。
ヘルメットの樹脂は固くはないのですが弾力があり、削る方法ではなかなかうまく切ることができませんでした。
そこでビットをカットホイールに変えて、なんとかスピーカーホールのカットができました。
ミニルーターの柄が長くヘルメットの中が狭いので、ビットを何種類か変えながらカットしました。その為切断面はガタガタです。
スピーカーホールの下の発泡部分もスピーカーの形に凹んでいました。
試しにヘッドセットを入れてみたところ、サイズはバッチリでした。
マイクやケーブル部分もカットホイールでカットし、研磨用のビットに交換して発泡部分を削りました。
右側も同様にケーブルのルートを確保しました。
この後研磨用のビットでバリの除去を行いました。
ケーブルをインナーパッド内に収めます。
右側はこんな感じ。
インナーパッド内のケーブルは、ツーリングに行った時に路面のギャップでヘルメット内で暴れて音がしていたので、今回は養生テープで軽く固定しました。
取り付けが終わり、左側のチークパッドを付けてみました。
右側のチークパッドも取り付け完了。
どちらもなかなか収まり良く取り付けができました。
改造が完了したところで、実際にヘルメットをかぶってみたところ、スピーカーが全く耳に当たらない事が確認できました。
音楽を流してみましたが、聞こえ具合も問題なく改造は無事に完了しました。
今回カットした部分です。
新品のヘルメットに改造を加えるのは、うまく出来るかとても心配でしたが思いの外うまく出来て、安心しました。
これでまたツーリングが快適になりそうです。
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※当記事は個人の整備記録になりますので、今後不具合が発生する可能性もあり取り付けに成功した例とは限りません。
この記事を参考に同様の取り付けを行って壊れた等について当方では責任を負えませんのでその旨ご了承ください。