すぴぃ~
これは少し前のお話。
サビ姫はあんまり鳴かない。おまけに音量が小さい。
ご飯の時に甘えた小さな声で「ミャァ」と鳴く位。この声すら雨でも降っていようものなら聞こえない。
最近、老夫婦の家が建て替えを始め、「ミィ」と呼ばれる茶トラが寂しそうに空き地で鳴いていた。
かわいい名前とかわいい鳴き声に反して8kgは超えているであろう♂の猫である。
おそらくサビ姫の血縁者。
そして老夫婦の家に住んでます。老夫婦は何度かこのミィちゃんと一緒にサビ姫を家に入れようと試みたそうですが、サビ姫が断固拒否 おやおやという名前まで付けてもらってたのにね。
サビ姫はよくミィちゃんとつるんでいました。
まだお店があった頃は店先のマットに二匹で並んで日向ぼっこしていてお客さんにかわいがられていたんです。
ふと、かわいそうだからと家猫にしてしまったけど、これでよかったのかな?と思ってしまい、ついサビ姫に
「幸せかい?」
と呟いたら
「にゃぁ」
と今まで聞いた事もない位の音量でゴロゴロ言いながら答えてくれました。
不覚にも涙が出ちゃいました。
そっか、幸せか なら大事にするからシャオマパのお家で猫生全うしなよ。
今は3姫ともだいぶ距離が縮んできており、冬には猫団子が見られそうです。
モミ姫がサビ姫の*を嗅ごうとしたり、サビ姫が姫様がとトイレや水飲みを共有し始めたりしてきています。
みんニャ幸せ。それがシャオマパ家の家訓です