介護の始まり | マキオカのネイチャーな日々

マキオカのネイチャーな日々

山梨県の牧丘に手作りの2区画だけのキャンプ場を作りました。

広い空には満天の星。
ティピィの煙突からはバーベキューのけむりと笑い声。
ハイジのブランコは空まで届きそう。

いるだけで気持ちが和んでいく。そんな不思議なキャンプ場から贈ります。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

母の体調が悪くなった大きな要因は下痢だった。

母が倒れる数日前、母に言われて新米を仏壇にあげ、しばらくしてご飯をタッパーに詰め冷蔵庫に入れた。
次に行った時、まだご飯があったので「これ、もう捨てた方がいいよ」と言ったが「捨てないで」と言われたのでそのままにしておいた。
どうやらその古くなった米を食べて、腹を下したらしい。
「あー、捨てときゃよかった」と思ったが、あとの祭り。
結果、下痢で体力がなくなった母は、足がもたつき何度も転んでしまい寝たきりの道を爆進してしまう。

今思い返しても、この頃ホント大変だった。
リハビリパンツからオムツに変えたのはいいけれど、おむつ交換とかしたことないし、下痢対策もよくわからない。
臭いが家中に充満し、シーツもマットレスもダメにしちゃった。

12月6日、いつも訪問して頂いているドクターに来てもらったが、その時同伴した姉から夜に電話があった。
(ちなみに姉はこのお医者様にかかっているから結構親しい)
「〇〇先生から、あと一週間って言われたのよね」
「え?どういうこと?」
「わたしの目を見てこっそり指を一本たてたのよ」

確かにここのところ母はボーッとしていて元気な時より無表情だし、オムツはしているし、せん妄出て来ちゃってるけど、あと一週間ってそんなことある?
「後から何か言われた?」と聞くと「何も言われなかった」とのこと。
??
何を根拠に?
経験則?
直感?
ドクターが何を意図しているかわからない。
まあ、指一本は一ヶ月かもしれないし一年っていう意味かもしれないし・・。
まさか静かにっていう意味じゃないよね?

その後、暇を見つけては実家に行き泊まったが、夜中何度も起こされてせん妄と付き合う。
はー、つらい。

介護をしている皆さん、日々こういった作業をこなしているのね(涙)

今にして思うと、この時期を乗り越えられたのは周囲に親族が複数いたから。
前回も書いたけれど、母の家の二階には娘家族が住んでいるし、隣には姉が二世帯で住んでいる。
ヘルパーさんも頼み、わたしと息子も毎週通っているので、人手の確保という意味では他のご家庭よりは恵まれているかもしれない。

母は以前「介護が大変になったら病院に入れて」って言ってたけど、わたしは「出来るだけ病院には入れないよ」と答えていたが、それには理由があった。

つづく