塩素の入っていない美味しいお水を飲めるキャンプ場。 | マキオカのネイチャーな日々

マキオカのネイチャーな日々

山梨県の牧丘に手作りの2区画だけのキャンプ場を作りました。

広い空には満天の星。
ティピィの煙突からはバーベキューのけむりと笑い声。
ハイジのブランコは空まで届きそう。

いるだけで気持ちが和んでいく。そんな不思議なキャンプ場から贈ります。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

シーズン真っ盛りのマキオカは、今一年中で一番忙しい季節。
が、実は今年はそうでもないの。

いや、お客様のご予約は順調に入ってますよ。
いつも以上に。
6月の段階で10月のご予約を戴くくらい「ん?どした?」というほど、順調です。

ではなぜいつもより忙しくないかというと。
わたしは今年の4月にマキオカネイチャークラブのFBにこんな文章を載せた。

「日に日に暖かくなり、いよいよキャンプシーズンが近づいてきました。
マキオカネイチャークラブもよりよいキャンプ場を目指し始動いたします。
価値観の大きく異なる現代、食へのこだわりや好み、スタイルも人によって全く変わってきています。
皆様に、より楽しくお過ごし頂けるよう、朝食サービスを以下に変更いたします。

変更内容
・従来のスタイルの朝食のご用意はいたしません。
・センターハウスを朝7時より9時までお使い頂けます。
・センターハウス内のトースターやカップやグラス、お皿、ガス台等もご利用頂けます。
・ご利用頂いた食器、ゴミ等の片付けは各自でお願いいたします。
コーヒーなどのお飲物もご用意させていただきますので、慌ただしいお出かけ前の時間をゆっくりとお過ごしください。」

そう、去年までうちは無料朝食サービスをしていた。
キャンプをすると食事の支度と片付けで終わってしまうので、朝食だけでもあったら朝の慌ただしい時間にゆっくりして頂けるのではないか、という考えの基づいたサービスで、大変ご好評を頂いていた。

ところが今年に入って保健所から「食事を出すのであれば、井戸水に塩素を入れてください。」というご指導があった。
熟慮した結果「大枚はたいて65メートルも井戸を掘って、せっかくこんな冷たくていい水が出たのに、これに塩素を入れるくらいなら朝食サービスを止めよう!」という決断に至ったのだった。

で、なぜそれほどまでに塩素を入れるのを避けたかったかと言えば、以下のようなことを漏れ聞いていたから。

世界でNo.1塩素濃度,アトピーと塩素

水道水の危険性・塩素量は世界一

『水道水がもっとも問題視されるのは、腸に共生する細菌類の減少を招くことです。
腸は人体最大の免疫器官です。腸を健康に保つことは、健康長寿をまっとうするためには重要なポイントです。
私達の腸には2万種、1000兆個もの腸内細菌が棲みつき、免疫機能の働きを助けています。
私達の免疫機能は、この細菌叢(腸内フローラ)によって活性化されています。多種多様な菌群による腸内フローラが腸管全体に広がっている状態ほど、免疫力は高まるのです。
ところが、水道水に含有される塩素は、強力な殺菌力を発揮し、この腸内フローラを荒らしてしまいます。
日本人は水道水に混入する大腸菌におびえるあまり、世界で類のないほどの大量の塩素を水道水に注入しています。』

なんでも、日本の水道水は世界水準と比べると、塩素量が極端に多いらしい。

『WHOは「水道水中の大腸菌群の混入は100回検査して5回以内なら合格」しているのに対して、日本では「検出されないこと」とされています。(これは大腸菌がゼロでなくてはならないこということ)
そのため日本の水道水には大量の塩素が注入されているのです。』

ふーむ、やたら「キレイ好き」といわれる日本人らしい・・。

近くの集落の簡易水道も「塩素を入れるように」と、保健所が時々見に来るというし、温泉だって塩素を入れないと営業許可が下りないという。

ちょっとお。
どんだけ日本人もれなく塩素入りの水を飲ませたいんだ。

確かに「水道の原水は様々な雑菌を含んでいて、塩素で殺菌されて安全になる」という考え方がある。
「殺菌されない水道水は、危険極まりない」とか「大人は腹をこわす程度で済むが、体力のない乳児にとっては命の問題になる」とか。

でも日本は「塩素大量投入」には50年の歴史しかないという。

それまで我々のご先祖はちゃんと生活を営んできたし、乳幼児には沸かし直しの水を与えたりして問題なく生きてきた。
(あ、マキオカネイチャークラブにいらして下さった方には「当キャンプ場のお水は生水ですので、ご心配な方は沸かしてご利用ください。」とご説明させて頂いております)
そして「水が豊富な国」「水道水がおいしい国」といわれてきた。

塩素は、強い細胞破壊力があり様々な「発がん性」をもつ有機塩素化合物を生成し、アトピーやアレルギーの原因となっているといわれている。

そんな塩素を何が悲しくてうちのキャンプ場の井戸水にいれなければならんのかっ!!
ぐぬう。保健所のヤツめ・・。

皆さんに喜んで頂いていた朝食サービスを断腸の思いで止めた裏にはこんなワケがあったのですが。

蓋を開けてみれば、あーら不思議。

朝食用のお買い物も行かなくていいし、朝食を作る手間も片づけの手間もなくなり、その時間を草むしりやメンテナンスに回すことができてとっても楽ちん。

お客様も夕食のバーベキューの残りを召し上がったりしながら、氣が向けばセンターハウスでコーヒーをゆっくり飲んだりして、楽しそう。

きっと神様が、老骨に鞭打ち髪振り乱して働いているわたしをご覧になって、アワレを催してこのようにして下さったに違いない。

いやー、わたしの座右の銘の「転んでもただじゃ起きない」というか「災い転じて福となす」そのまんまですな。

終わりよければすべてよし。
保健所のYさん、陰でワルグチ言ってゴメンね。


つづく