先日、実家に帰ったら、

 

私が高校生の時に出演した発表会で

歌っている動画が出てきました笑い泣き

 

 

 

私のプロフィールにも書いてありますが、

 

当時、私の歌を聴いてくれた人達からは、

 

「声がこもる」とか、

「声が小さくて聴こえない」と、

 

よく言われていました。

 

 

 

今私自身が声楽講師をしていても

 

 

その頃の私と同じような状態の方も多く

 

 

 

中には、

 

二年ほど声楽を習ってきたのに、

周りの子たちよりも圧倒的に

娘さんの声が小さいことを気にされて、

 

レッスンのお問い合わせをくださった

親御さんもいらっしゃいました。

 

 

 

歌声がこもるのを直す方法というのも

 

たくさんあると思うのですが、

 

 

 

まず

『自分の歌声がこもっている』

ということに

 

気が付くこと自体が

結構難しかったりします。

 

 

 

中には

 

周りから方から声こもっているよ、

と言われ、

 

「僕の歌声こもってるっていわれるんですよね~」

とは言うものの

 

「でも、僕の声は響いているので」と

 

あまり気にしていない方も多いです。

 

 

 

それはなぜなのか汗うさぎ

 

 

 

なので今回は

『こもり声で聴こえない』

 

と言われていた私が

 

 

当時どんなことを思っていたのかを

書いていきたいと思いますニコニコ

 

 

* … * … * … * …* … * … * … * …* … *

 

 

声がすごくこもっている人もいれば

 

まぁ、少しこもってるかもね

 

と言われる程度の人まで、

 

 

歌声がこもる、という人は

結構いると思うのですが、

 

 

 

私の場合はかなり

重症だったのだと思います。

 

 

 

そのせいで、

「受かる音大があるかしら、、、」

 

と先生に言わせてしまうほどです。

 

 

 

そんな私ですが、普段話す声は

 

こもっていて小さいということは

なかったと思います。

 

 

話していて、周りから声が小さいと

指摘されることもなく、

 

どちらかといえば大きかったようでした。

 

 

 

では、なぜ歌声がこもってしまったのか

 

自分なりに考えてみました。

 

 

 

「もっと頭の後ろを感じて」

「後ろを開けて」

「後ろの空間を意識して」

「頭の後ろの方に響かせて」

 

当時、私が先生によく言われていた言葉です。

 

また、

「その音がけたたましい!」

と言われてしまうこともありました。

 

 

 

今では、先生がなぜこのように仰ったのかも、

 

その時の私がどうしたら良かったのかも

分かります。

 

 

ですが、

15歳くらいだったその頃の私には

 

この意味がよくわかりませんでした。

 

 

 

「後ろ、後ろ、こんな感じかなぁ」

「けたたましいなら、音量抑えなきゃ」

 

 

毎回探り探りな感じで、

 

 

家で練習しているときも母に、

 

「ねぇ、後ろってなに」と聞いていました笑

(母は声楽家ではありません)

 

 

 

とにかく後ろ!と思いながら歌っていたせいか

 

気が付いたら、

 

 

 

家族や歌を聴いてくれた人達から

 

「声が小さいんだよね。もっと大きく歌ってみたら?」

「その声が小さいの直さないと」

「もっと遠くに向かって歌ってみたら?」

 

と言われるようになっていました。

 

 

 

ですが、その時私が

どんなことを思っていたかと言うと、、、

 

 

 

 

『声がこもっている』ということは

自分にはとても大きく聴こえているんです。

 

それはもう、良い感じに。

しっかり歌えているように

聴こえているんですよ。

 

 

 

なので、

「私の声はよく響いているんだけどなぁ。

でも、なぜか周りの人からは

こもってるって言われるんだよなぁ」

 

という感じ。

 

 

 

毎回先生や周りの方から指摘されて、

その時は、はい!と

返事をしていても、

 

 

心の奥底では納得していないというか、、、

 

 

 

だから

「もっと大きく出せない?」とか、

「もっと声を前に!」なんて言われても

 

 

「え、やってるじゃん!

私ちゃんと声出てるのに

これ以上どうしたら良いの!?」

 

と、思っていました。

 

 

 

当時の私は、

『歌う時は後ろを意識!ちゃんとできてるかな??』

と、

 

 

自分の声を確認しながら

歌っていたように思います。

 

一生懸命自分の歌を自分自身で

聴こう聴こうとしていたんです。

 

 

 

その状態では、声は自分の中から

出て行ってくれないので、

 

聴いてくれる人には届かないのです。

 

 

 

まず自分の声がこもっていることに

自分自身が気が付くことが出来ないと、

 

心の底から、何とかしなくては!

と思えないと

 

 

 

せっかく良い声を持っているのに、

聴いてくれる人に届かないという

 

超もったいないことになってしまっているかもあせる

 

 

 

こもりが解消されていくと、

 

もっと楽に歌えるようになって

声が自由になって

 

歌うことが本当に楽しくなりますよ!

 

 

 

もしあなたが、

「ちょっと心当たりあるかも」

と思われるなら、

 

 

 

今が変わる時なのかもしれませんよウインク星

 

 

 

 

 

緒方麻紀