みやみ鯖街道走ったってよ2025⑤ | みやみの『住めばmiyako』

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いつか沖縄で開業する日を夢見て、仕事に遊びに全力疾走中♪

 

前回のおさらい。

よーやくココ

 

 



 

 

閣下に見送られながらよーやっと鞍馬エイドを出発。

時刻にして15時15分。

関門まで1時間もないという想定外のギリギリです。

 

こっからゴールまでは残り13キロ。

しかもロードの下り基調。

 

確か昨年はこの時点で「あとたった13キロか」という気持ちが強く、惜しみなくペースを上げていきましたが、今年は真逆の「まだ13キロもあるんかい(シロメ)」とその天文学的数値に震えました。

 

正直ここで自分でも驚くくらい、ダメフラグが立ってましてね。

 

誤解を恐れずにいうなれば、それはこの先の全てのレースにおいて、負けつづけることもいとわないなどと思えるほど。

 

ここ十数年ずーっと走り続けてきて、ウルトラも何度も経験してきて、こだわっていた「完走」とか「頑張ること」とかその美学とか。もうすべてがどーでもよくなって、

 

それは、こころのどっかで人に「すごい」と思われたいという、自分の卑しさからくるものだったと、


いや、それがすべてではないまでも、そんな部分があったろう自分に、なんだか急にうんざりしてしまいまして。

 

もー、そんなんどーだっていい!

あたしゃ心の弱い人間なんだ!

「DNFでした、てへぺろ」上等!

 

と、やる気も戦意もすべて喪失、そう思った瞬間ロードの下り基調だというのに、ぱったりと歩き出しちゃいまして。

 

そうして、横を走っている電車を見つけてDNFポイントをきょろきょろ。あれ乗って帰ればすぐに戻れる、瀕死ゴリラだってきっと喜んでくれる真顔キリッ

 

すでにゴールしてダウンしてた人

 


 

そうして、歩きながら駅を探し、だがしかしそう願うほどに見つかんねえ!

 

そうこうしている間に、あるってても疲れることに気が付き、仕方ねえ少し走るかと思っていると次のエイドが。

 

ここまで来ると残り10キロ

ますますゴールが近くなっており、

ますますDNFしにくいじゃねーか!ゲロー

 

「もうすぐ鴨川だよ~」という言葉にそっからあるっては走り、走っては歩くを繰り返しながら鴨川へ。

 

とゆーのもね

 

実はずーっとトイレに行きたくてですね(しらんがな)

 

最後に行ったのは二ノ谷エイド。鞍馬あたりで行こうかなと思いつつ、すっかり忘れて出発してしまい、次のこの市原エイドに期待するも、少し離れたローソンがトイレポイントとな!滝汗

 

もうその数十m寄り道するのも無理なんだよなーと、思ったところで「鴨川」ワード。おそらく河川敷にはトイレの一つあるだろうと、観念して進むことに。

 

ただ、この「もうすぐ」てのがぜんぜんもうすぐじゃなくて、ぜんぜん鴨川が見えてこねー!

 

誰だ!もうすぐとか言ったやつ!トイレもちっとも見えて来やしねー!とうんざりしながら進んでいくとようやく見えてきた鴨川、そしてそのまま河川敷に降りると、左上にトイレらしき建物が。

 

お、おう、そこにあったのか!

だがしかし、この階段を上っていくのはしんどいでござる。

もう少し手前のとこがあったらそっちでピットインするでござる

 

と、うっかりスルーしてしまい、どーせ次のトイレで足止めを食らうなら、そこまであるって進もうと決めるも、またしてもぜんぜんトイレが見えてこねー!(そればっか)

 

とうとう最後のエイドまでたどり着き、

そこには残り5キロの表示が。

 




えーーー!

鴨川入った時点で残り5キロじゃないのーー??ポーン

(とたぶん皆思っていたはず)

 

これまた果てしなく遠くつづく鴨川を、トイレを探しつつまたあるったり走ったり。

 

いつものウルトラであれば、残りたった5キロ。

ウィニングランだ!と感慨深く走るところ今回はそんな気持ちは一ミリもなく。

 

そうして残り1キロとなったとき、時計を見ると10時間48分。

やっべーこのままあるってるとサブ11も逃しちまう滝汗

 

ただ、その1キロもそのときのわたしには長すぎてですね。1キロはむり…とシロメで呟き半分あるって半分走る作戦?に。

 

もうこのへんはみんな同じ感じで、抜いた人に抜かされ抜かされた人を抜きながら、ラスト200m!という掛け声に押されるようにみんなダッシュ。

 

手前で回復した瀕死ゴリラに出迎えられ、





よちよちとゴール。

もーなんも出ねええええゲロー

 

二回目の鯖街道ウルトラマラソン、ぎりぎりサブ11でフィニッシュです。