薄毛のおかげで←緊張感なくゆるりと前に進みます。
気を付けていたのは号砲ぴったしで手元のガーミンをポチすること。この1秒の狂いがのちのちになり、油断や焦りに陥ることを防ぐ意味でもめちゃ大事。
そうして、スタートラインを超えるときラップボタンを再びポチリ。50秒くらいかと目視して、その借金返済計画を立てます。
完走できないと踏んでいたキングによくよく言われていたことは、生意気な走りをするべからず。最後上げようとか30キロまでは鼻息だとか、そんな姑息なこた考えず、とにかくつっこめ、余裕を残すな、撃沈上等で最初から飛ばせ!
実際、別大の関門は最初の関門(10キロ)こそ2分、15キロでは1分ほど地味に猶予をくれていますが、20キロ関門は1時間40分。そう、ここでキロゴぴったりのタイムとなるため、ちんたらはしってっと捕まるんだな
とりあえず、できれば10キロまでに借金を返済してしまおうと、教えどおり抑えずガシガシ。
すぐにオグきなさんに追い付かれ、そのあとイタイさんにも声をかけられ(ゴール後お会い出来ずすみません!)、「あ、ブログの人ですよね」と謎の声かけも笑。ええ、全員にパスされてますけどもなにか?w
今回は手動ラップにし、5キロごとに確認することに。
ただ、その分その「結果」がわかるまで、いったい自分が「今」どのくらいのペースで走っているのか信用ならず、最初は1キロ表示を超えるたびに時計を確認するはめに。
最初の1キロが4.55
次の1キロが4.40
3キロ目で4.50
このへんで、ああようやく落ち着いたなと、その体感とペースを維持することに専念。ただ、それでもちっとも楽ではない。けど楽になることを選んだら終わる。
そう、最初からわかっていたのです。
そして、それは何度も言い聞かせていたのです。
今のわたしにとってキロゴは、必死で走らなきゃいけないペース。この42.195キロの中で、楽な場面なんか一秒も訪れないと。
10キロ手前のスライドでは、マサにぃに見つけてもらいエール交換(今回唯一会えた場面w)。ひさよさんにも声をかけてもらい、わたしもようやく折り返し。
そこで最初の10キロ関門。
手元の時計は49分なにがし。
ん、計画どおりここで借金はなんとか返済できたようだ。
折り返すと予報どおり若干ながらの追い風区間に。ただ、そのぶん暑いとはいかないまでも、身体に熱を感じ始めます。
この10キロ~15キロの区間が一番わたしの苦手なところ。
気のせいか周りも若干ペースが落ち始めるところのようで、つられていると自分もどんどんとその沼にハマってしまうゾーン。
なので、ここは周りに合わせるのではなく、パスしていく人についていく意識で。ちょうどちいさいおばさんがすごいピッチで抜いていくので、その後ろをこっそりコバンザメ。
経験上、こういう方はホント強いんですよね。呼び方はアレですけど、「ちいさいおばさん」は我々の中では尊敬の呼称。ぜったいに最後までタレないし、後半みるみるうちに離されていく。こういうおばさんになりたい!と思いつつ、なれてもわりとでっかいおばさんだなw
おかげで、ぎりぎり沼に溺れることなく、20キロ関門は1分ちょいの貯金で通過。
毎回ここに来ると思い出すあの日。
うん、今年はダイジョウブ(じゃなかったけどw)
そうして、ハーフ地点を通過。
1時間44分なにがし。
新宿シティと大差ないタイム。
え、あたしダイジョウブ?(じゃないってばさw)
(つづく)