きのーは
ファミレスに行く前に
母の往診があってですね
もろもろ身体を検査したあと
こんどはアタマの検査たる
「長谷川式」と呼ばれている
認知症のテストをすることに。
簡単な引き算や記憶力の確認
今日で何歳になりましたか?という
質問にはロンモチ答えられなかったところ←
「では知ってるお野菜を10個あげてみましょう」
はーいと元気よく返事して
脳みそフル回転で挑んでいるのを
横でハラハラ眺めていると
「えーっとレンコン、ほうれん草、、たまねぎ!」
「いいですね、それから?」
「んーっと、ネギ、、ほうれん草!」
「おやおや、ほうれん草はさっき言いましたね」
「んー、タマネギ?ハス、、ほうれん草!」
「惜しい、ほうれん草はもう言ってますよ」
「えーっっと、、、ほうれん草!」
「……」
いえ、
笑ってしまったのはこの'ほうれん草'
実は母がキライな野菜
幼い頃から食卓に上がることはほぼなく
おかげでわたしもオトナになるまで
食べられなかった野菜の一つ
人間の記憶は好きなものより
最後はキライなものが占めるのか?
そしたらわたしはこのテスト
タマネギ、ピーマン、ネギ、セロリ
軽く10個いえる自信あり笑
食べものの好き嫌いはないよって
胸を張っている若人たちよ
大っ嫌いって言えるほど強烈な何かを
もっているのも大事なのかもと
くだらんことを思った夏の昼下がり
