レースレポつづきます。
◆◆◆
そうしてなぞの強い信念で青いマットまでたどり着いたわたし。
ちらりと時間を確認し、瞬時に左前方のコースを仰ぐと、無情にも黄色テープが張られ、行く手を遮っているのがわかります。
ああああ
ほんとうに関門なんだ
あっこから先にはいかせてもらえないんだ(泣)
このどうしようもないやるせなさ、そして行き場のない感情を誰にぶつけようかと思いつつ、いや、そんな感傷に浸っている場合ではない、まずこの人にこの結果を伝えねばと、真っ先にLINEした相手は↓
注:写真はイメージではありません
我々婦人部の登頂を信じ、早朝から登山を開始、ひとりでてっぺんで待ってくれている刈り上げさん。「てっぺんで待ってますからね」「夥しいご褒美を広げながら」と、事前に連絡をいただいていたので
↓ご褒美
これは誰よりも先に伝えねばと、慌てて個別でLINE報告。
ええ、わたしも完走はダイジョウブとおもってたよ(号泣)
そんなやり取りの中で、「まもなくかっきぃさんがゴールすると思うので運んでもらってください」という一文を見て、
ああ、そうかここで待ってれば、まもなく五合目コース部隊がくるのね、じゃあそんときにひとしきり愚痴を言おう、と気を取り直し、じわじわと現実を受け入れていると、
「みやみさんですか?」と声掛けしてくださる男性が。
「みやみさんですよね」とご挨拶くださる女性が。
「あ、みやこさん!」と駆け寄ってくるカズさんが。
なんだよ!どいつもこいつもこんなところで捕まりやがって!と、落第部隊でぶーたれ大会w
特にわたしのやさぐれ具合たるや、ほんと申し訳ないほどにひどくてですね。
初めてお会いしたS尾さんの腕をつかみ、「なんであたしこんなとこにいるんだよぉぉぉ!!」(自業自得です)、「もーおしまい!!二度とこんなことしてしてやんねー!!」(安心してください、もう落第ですから)
と、さんざんわめき散らかし、クダ巻き、ふてくされ、しまいにゃ
「みんな並んで!!落第組をさらけ出してやる!!」と強引にやらせ号泣写真まで。パワハラってば甚だしいww
※ほんとはみんなこんなチャーミングな女性たちなのですよ!
(この時間、ほんとうにみなさんに救われました。S尾さん、S木さん、ありがとうございました!)
そうしてひとしきり感情を吐露し、落ち着いたところで五合目コースのゴール付近まで移動して待機。
そこには、同じようにゴール付近で仲間を待っていた、そして同じく山頂コース五合目関門に引っかかった←Iさんという男性がいらっしゃり、初対面ながら意気投合。そりゃ同じ苦い水を飲んだ同志。もうとめどなく愚痴の言い合いですw
時刻にして10時15分。9時スタートの五合目コースのため、さすがにあと数十分はこないだろうと踏んでいると、
キタ…
まだ一時間半もたっていないのに…(ガクブル)
あり得ないタイムで1位が飛び込んできて、ほどなくしてぞくぞくとゴールしてくるランナーたち。
ナニコレすげーな、と思っていると女子の一位がさっそうと現れ、そっからちらほらと女子がゴール。
そろそろか?と思っていると、二時間きってかっきぃ嬢がフィニッシュ。信玄餅食いに遠足に来たわりにはずいぶん速いタイムでつねー(棒)
「あれ?みやみさん?ここにいるってことは…」という愚問を制し、あーだこーだ言っていると、すぐにみそらさんもそこへ合流。
ひそかにずっとチェックしていたみそらさんブログ。
すげーがんばっていることも、この大会への情熱も
ずっと拝読し、ずっと励みにしてました。
お互いたくさん一人で←峠にも行って
試走も繰り返しがんばってきたよね。
だから、わたしたちは言ってもいいはず。
「かっきぃ、てめー、一度も試走せず、このタイムで完走するとか、一生ぬるいビールがでてくる呪いかけてやっかんな!(しらんけどw)」
まあ、そんな八つ当たりをしたらなんだかすっきり。(性格悪いなw)
と、とりあえず説教は後から聞くので、先に水を飲ませてくだせええ、というかっきぃ嬢を一時解放し(給水はなぞに離れたところにあった)、
改めてIさんのご友人さんのМ子さんとツーショット。
お声がけ、ありがとうございます!
てか、めっちゃ速くて足が長くてびっくり!
そして、五合目コース6位入賞のA部さんに無理くりツーショットをお願いし、(おめでとうございます!)
はじめましてののちぼうさんから声をかけていただき(ありがとうございます!)
今度はチームパンプキンのはっしーから声をかけられて、ナニコノど平日のランナーほいほいw(みんな仕事しましょう)
と、はっしーと二人でスバルラインまで来ておきながら、自分の荷物をピックアップしていなかったことに気が付き(なぜスルーしたw)、荷物預けまで戻ると、ゴールしたてのひさよさんとばったり。
おお!よかった、会えた!無事だった?
ええ、なぜかあたしゃここにいるけどなーww
そうしてふたりで選手控室たる雲上郭で着替え、道の駅行きのシャトルバスに乗車(12時35分)。40分ほどで到着し、先着のかっきぃさんと合流。
しかし、下界の暑さときたら。
富士吉田って涼しいんじゃないのー??
もう、日差しがきつくて、ろくすっぽ店もまわれず、というか、自分が今何が食べたいのかまったく脳みそが働かなくてですね。
とりあえず参加賞の金券(500円)は消化せねばと、選んだのはこいつ。持ってる間にどろどろに溶けていったことは措く。(コーンじゃなくてカップにしたわたしバンザイ)
そして各々、本能のままに購入したものを片手に、日陰を陣取り、ようやく乾杯。
遠くにサンプラザ中野さんのライブを聞きつつ、青い空を眺めながら、心地よい風に吹かれていると、なんだかこの一日が夢のように思えてきてですね。
それは実に平和で
そしてとても満ち足りていて
うっかりすると幸せだな
などと
思ったりしたらダメなんだよーーー!!
そうやって美化されて
またしつこくポチしちゃうじゃねーかーー!!
そう、この時間が一番やっかいで、どんなレースもどんどんと美化され、それはむしろ、全力で撃沈し「もう二度とでねーー!」とおもったレースほどに、甘美な思い出になってしまうという。
あぶねー、あぶねー、その手にはのるか。だってあたしゃ今回2時間20分をオーバー。(山頂コースは五合目を2時間20分以内でのフィニッシュが出走資格)。なので山頂コースの出走権は期限切れ、また五合目コースからエントリ合戦などして二年がかりでなんかやってられっか。
そんな強い決意を胸に、八合目あたりから下山してきたmieちゃまを出迎え(ほんとうにナイスランでした!!)
ご婦人たちで汗を流し、
18時17分横浜行きのバスで、まったり帰路につきました。
(つづく)