今日もオトナの部活動
疲労でも加齢でも中止はないよ!(シロメ)
すーっかりと二度寝してしまった昨日のポンコツを反省し、今日は雨でも走るつもりで、朝起きてみたら、あら降ってない!
今日は下流のタマリク本部は、雨天順延となったらしく、スラム街本部より妖精あさちゃんが遊びに
ふたりでくるくるしていると、ももさんが到着、すると珍しく←キングもひょっこり現れたので、ここぞとばかりにペーサーに任命。
いつもの閾値走。#4.30設定。
5000mよーいどん。
あさちゃんスポーツ
て、ついていけたのは最初の1000くらい。あとはズルズルと落ちるだけ落ちて、しまいにゃラップを押し間違えて、一人で一周多く走りましたとさ
ドイヒー
柴又を走ったあさちゃんとも話していましたが、「ウルトラの疲れは遅れてくる」。確かに今週の方が疲労度マックス。筋肉痛のごとく歳取るとすぐには出なくなるのか?
ウルトラのせいか、気象のせいか、はたまた単なる歳のせいか。
前者二つであることを願いつつ。
また来週も頑張ります
(ももさんは鬼上げにも負けずコンプリート!強い!)
◆◆◆
レースレポしこつくつづきます。
レストステーションを後にして、残りはよーやく30キロ強。もはや前が見えないほどの雨の中、ぐっちょんこで進みます。
なんかのドラマか映画で見た「拷問」というものの一つに、雨(粒)に打たれ続けるというのがあって、人間は肉体上、精神上、それは耐え難いほどの状況なんだということを、たまにシャワーランの時に思い出していましたが、
「拷問」、まさにイマコレだよね
それでもここまで土砂降りであれば、スコールの一種だろうと信じ、何度も空を見上げて祈祷。ああ、神様、どうかこの天気を回復させてくださいまし
そう願いつつ走っていると、横から伯爵Tシャツを着た方がするりと。
「すうとんです」とのご挨拶をいただき、おお!あなたが有名なユーチューバーのすうとんさん!
お噂はかねがね、とこちらもご挨拶をし、「ひでー雨ですな」と言いあううちに、「あれ?ちょうど晴れてきましたよ」と、二人で空を見上げるその瞬間を一緒に動画に収めていただきました。(ありがとうございます!)
そうしてすうとんさんは「お先に」と行かれ、またまた得意の一人旅。
けれど、もう全然寂しくないし、萎れていた気持ちもどこへやら。
だって、すごく美しいんだもん。
緑も山脈も青空も。
しばらく土砂降りでなーんにも見えなかったので、すっかり忘れていましたが、いわては本当に景色がキレイ。キングは「どこ走ってもおんなじよーな田舎道」と、そのコースを揶揄していましたが、
この単調な美しさとか
のどかすぎる風景とか
飽き飽きするほどの眩しさとか
それがすべて珠玉の景色。
たぶん、ココロのキレイな人にしか見えないんだとおもう
しかし、わたしも過去5回、走っておきながら全然気が付かなかったんですね。いや、むしろ無駄にベテラン風を装っていたので、全くコースをチェックしてなかったんです。
今回のこの後半のコース、実はわたし走ったことありませんでした笑
あれー、おかしいなーと思ったのは、確か75キロ前後にすんげー下り坂があってですね、そうして、その後7〜8キロほどエイドがない山ん中走った記憶もあり、
なのにそれが全然出てこない。
でもって、知らんトンネルがあるww
人間て恐ろしいことに、こうだと思ったらなかなかそれを置き換えることができないんですね。
こんなとこ走ったっけなー?
あの牛乳寒天エイドどこ行っちゃったんだろう?
そんなことずーーっと考えながら、実際は初めて見る景色なくせに、懐かしいなー、なんて、ソレ見たことないからww
よーやく初めて走った年に自腹でコーラを買って飲んだ、思い出の90キロエイドがないことに気が付き、あれ?コースいつもと違くねー?と(遅いよ)
あれ?そしたら最後のラスボスもないのかなーと期待するも、それはちゃああんとありまして(92キロくらい)、一応、ここまでも完「走」を決めていたので、ほぼ歩いている方をゴボウ抜きし、そうして下りでゴボウ抜き返されている←と、
あれ?なんで95キロ地点?
手元の時計は94キロだよ?
これぞ、いわて銀河距離不足マジック
この大歓迎の誤算をいただき、思いがけず残り5キロ。
嬉しいサプライズを抱えつつ最後から二つ目のエイドでトイレをお借りし(ゴール後すぐにシャワーを浴びるための準備)祈る気持ちでラストのエイドへ。
そう、残り1.7キロのところにある最後の坂手前のエイド。
二年目以降コーラはここでしか飲まないと決めていて、いつもそれだけを楽しみに走ってきた。
エイド事情も変わっている今回。果たしてエイドはあるか、コーラはおいているか。
って、あったーーー!!
コーラも置いてるよー!!
いつも、ここのコーラを楽しみにしてるんです!
ここのコーラがココロのゴールなんです!!
と、テンション上げ上げでおばちゃんに説明し、あら~ありがとうの言葉とともにいただく至極の一杯。
ありがとうございます。
ここを支えに今年もここまでこられました。
ここで飲むコーラは人生で一番美味しいと、わたし胸を張って言える。
「今年もありがとうございました!」と90度のお辞儀をし、最後の坂を走り切りラスト1キロ。
見えてくる競技場。
見覚えのある花道。
たぶん、誰もが知っている。そして誰もが思っている。
この瞬間のための今日だったと。
ゲートの手前でキングを発見。
フェンスの向こうには見慣れた仲間が。
全然足も上がらないし、仕上げてなんか終われなかったけど、
ゆっくりゆっくりゴールテープを切る。
あー、今年も長かったなー。
わたしのいわて銀河2022が終わりました。
(つづく)