折しも昨日こんなものがどどんと事務所に届きました。
富士登山競走2021年参加賞&パンフレット
すでに自身の脳内においては過去のものとなっておりましたが、やはりこれ見たら、「走りたかったな」という気持ちが改めて沸いてきます。
今年は仕事も調整できた。
案外体調も万全だった。
そして当日のてんくら指数はA
それで、わたしとかっきぃ嬢がエントリーしていたとなれば、
むしろ中止は想定内だったな(´・_・`)むー
やっぱり意地でも走らせてもらえんww
灼熱の富士登山つづきます。
7時半に御殿場口を出発した我々。どんなに先まで目を凝らしても、日陰の一つ見当たりません。
「じゃあ、マイペースで行きましょう!」という軍曹の号令に従って、黙々と足を動かします。
てか、なんだこれ…全然進まねーじゃん…。
確かに緩く広くなだらかな登山道ではありますが、火山砂利というのでしょうか、そのクソ歩きにくい地面に足をとられ、実際進めているのは歩幅の半分くらい?蟻地獄の中を登っている感覚(登ったことねーけど)
ちょっとまて、これ、どこまで続いてんの?
しかも、超絶日差しもつええし…
期待していた涼しさもどこへやら。照り付ける太陽と気温と足場に、これからの壮絶な時間を覚悟します。
見晴らしよすぎ
行くも地獄、戻るも地獄。
てか戻ったとこで何もねーしww
とりあえず何の知識もなく来てしまったため、この砂塵がいつまで続くのかもわからず、ただその時のココロの支えは「5キロほど行ったら7合目の山小屋がある」という前情報。
とりあえず5キロ。
7合目までは我慢。
まずは生きてたどり着かねば(シロメ)
いやー、本気でこの5キロは気がおかしくなりそーなくらいきつかった!正直、なーんも面白くないし、誰かさんの言葉を借りるなら、
「なにが楽しいのかひとっつもわかりません!!」
元在校生代表↓
ただ、こーなると逆にスイッチが入って、トコトコにさらに磨きがかかるわたし。
上を見ると絶望的な気持ちになるので、足元だけを一心に見つめ、ときどき下界を見下ろしつつ、
標高3000mを過ぎたところで、
ようやくたどり着いた七合目の小屋。
ナニコレ地味に閉まってるしw(がっかり)
さらに進むとようやく七合四勺の開いている山小屋にたどり着き(実にここまで山小屋の一つないんですのよ!奥様!)、
一瞬立ち止まる誘惑にかられながら、自分の性格上、止まったら終わる、たぶんそこから動けなくなるだろうと、
賞味期限の切れたジェルをとりながら、横目で通過しさらに上へ。
すると、少しずつ砂利がなくなり、今度は火星のようなガレ場に(行ったことねーけど)
よかったー。少し歩きやすくなった!
そうして七合五勺の山小屋もスルーし、八合目をすぎていよいよ奥宮境内へ。
ただ、さすがにここまでノンストップで来ると、集中力も切れてきたため、こっそり携帯していたタウリン2000。
これな
ぜってー次の八合五勺の山小屋で飲もうと(そんなのありません)
機を逸したら九合目の小屋でもいいと(それもありません)
心に秘めてザクザク登っていると(特殊な能力により標高が感じないw)
あれー、鳥居が見えてきたよ?
一瞬、ココロが解けるような気持ちになり、
だがしかし、あたしゃ、騙されねーぞ、九合目どころか八合五勺も見てないし、あれは、ぜってー山頂詐欺だ!(吉田口には山頂詐欺アリ)
とりあえずあそこまで登ったら、タウリン入れようと前のめりで鳥居をくぐり、さらに先の鳥居まで駆け抜けると、
あれ?
なんか見たことある「棒」だよ?(´・ω・)
え、もしや、ここがいわゆる、「山頂」ってやつなのか?と半信半疑で横に座っている女性に尋ねると、山頂ですよ、という答え(なにそれ)
初めて登った吉田口のときも、それがわからず「山頂どこですか?」と尋ねたし、今回も、知らん間にたどり着いていたという。
誰か「ゴール」って垂れ幕つけといてくれww
そうして無事にてっぺんゲット。
無我夢中の3時間18分。
初めて来た御殿場口の頂上は、なんだか地味なところでした(小声)
※ちなみにタウリンは山頂で美味しくいただきました(おそいよ)
(下山へつづく)