そうして、当たり前の秘密作戦を胸に、ドキドキしながら待機していると、二区のかっきぃが飛び込んできた!
見間違ごうことないダッサイウェア。
予定通りに中継ゾーンへ。
よっしゃ!
ありがと!
しかと受け取った!!
中継ゾーンを一周りし、出てすぐのところで「みやこさん!」という声援をいただき(どなたでしょう。ありがとうございます!)
思いのほか、ぐんぐんと加速。
やっべー!あたし調子いいかも!←
1キロ手前でゲン監督とふわおくんの応援を受け、
手元の時計を見てみると、3分53秒の最速ラップ。
やっべー、これ撃沈パターンw
逸る気持ちを抑えようと、そこから意識的にペースを落とすと、
ぐぬぬ・・・
ナニコノ向かい風・・・
結局意識的でなく、必然的に落ちていくラップ。
ほぼシロメで2キロを過ぎると、やままゆ応援ポイントにキターー!!
このやまいちくんとまゆみさんの、大きく熱く真摯な声援は、受けた者しかわからないだろうなー
ホントにホントに元気をもらえるんだよ大好き!!
そして、うっかり2キロ目を4分14秒で通過。(どんだけ落ちてんだよ…w)、
さらに3キロ目も4分19秒とどんどんとペースダウン。
もう疲れたよ…ぱとらっしゅ・・・(涙)
と、いつもならば、ここでレースを諦め、沿道愛想振りまきさくせんや、スマイル押し売りさくせんに切り替え、「あー、楽しかった(はあと)」で終わるところ、
肩にかかるタスキの重さ。
脳裏に浮かぶチームメイトの顔。
そして、何よりそらちゃんと、最高の思い出をつくるんだ
そうしてヘッポコながらもペースをキープ。
4キロ目を4分17秒でなんとか凌ぎ、ラスト1キロになったところで、背後に忍び寄る荒い息遣い。
この高い息のトーンは間違いなく、女子だ
見るとすぐ斜め後ろから付いてくる若い女子。
しばらくそのまま走っていると、バイクに乗った外人さんがわたしに向かって「ファースト」と一言。
その瞬間、その女子が前に出た!
マズイ!パスされた!
ふわふわ当たり前さくせん、「どんな女子にも抜かされるな」がここで敢え無く終了か?!
必死で喰らいつきながら、徐々に離れていくその背中。
ごめん、みんな、わたしのせいで優勝を取り逃がしちゃうね・・・
せっかく作ってくれた貯金をあたしが使い果たしちゃったよ・・・
ああ、アルトラのシューズ(←優勝賞品)欲しかったね・・・
そーだ、アルトラ。あれがかかってんだ。
こんなとこで負けるわけいかねー(物欲>名誉)
ここは、
もう、
そらちゃんに頑張ってもらう(←人任せw)
そして必死のパッチで中継ゾーンへ。
ラストの1キロは4分12秒。
アンカーそらちゃんへタスキをパス。
まだ前方の女子との差はそんなにはついていないはず。
ゼーハー
みんな、ごめん・・・
あたし抜かれちゃったよ・・・(涙)
「あ、ダジョウブッスよ。」
え?
「あの人、混合の部の女子だから」
あ?
「もうね、三区の時点で5分差だったから」
ん?
「そらちゃんは、安心して走れるはず」
ナニソレ、その情報早くくれよww
5分も差があったらあんな血の味がするほど、鬼の形相で走らなかったのにー(# ゚Д゚) キー!!
と、思う反面、知らずに良かったような気も。
全力で走れて、タスキを渡せて、我が駅伝に悔いなし。
そうして、あとはそらちゃんのウィニングランを見届けるだけ。
三人でゴール付近でスタンバイ。
くるか?
もうすぐか?
まもなくか?
て、キターーー!!
颯爽と現れたそらちゃんは、南の国の女王のような貫録で、まっすぐにフィニッシュゲートへ。
良かった。
みんな最高の笑顔だ。
みんなで掴んだ優勝だ
(あたしの短パンがブルマのようだがw)
結果、二位以下を10分以上引き離し、
我が「ユメリク女学園」初出場にて女子部優勝。
結局、シューズはもらえなかったけど(全体の総合優勝チームだけらしい)、この笑顔が最高の賞品。
一区ふわふわ
二区かっきぃ
三区わたし
四区そらこ
そしてゲン監督とやまいちくん、まゆみさん、ふわおくん。
みんなで過ごしたこの最高の一日を、わたしはずっと忘れない。
またいつか、このチーム「ユメリク女学園」でまた新たな歴史を刻みましょう。
「終章」ではなく、まだ「第三章」。
これからも続くユメリク女学園、夏からはカナダ支部もできますし
今後も応援よろしくお願い致します。
レースレポ、おしまい
※今回のキレイな写真は全てやまいちスポーツさんのご提供です。ありがとうございます!
(オマケ)
そらちゃんの足が逆になってるのに気づいた瞬間の図w