今朝もポクポク疲労抜きラン。
最近、少しずつ日が昇るのが早くなりましたね。
しかして春はまだ何処?
今朝の多摩川気温は0度。
それでも、防府や別大を思い出すと、
死にゃあしねぇという経験値。
なにごとも人生塞翁が馬。
そのとき、あのときの辛さや苦難が
また一つ自分を強くする。
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スタート~5キロ(#4.32)
パーンと乾いた音がして、あれ?今のまさか号砲?
半信半疑ながら、前のランナーが動き出すので、慌ててガーミンのボタンをポチ。
スタートラインを超えたところで時計を確認すると30秒。(正確にはロスタイム44秒でした)
そうして、まずは別府方面へ。
ポンチョを着たまま走り出します。
スタートしてしばらくすると、後ろから、防府のコース上で力いっぱいエールをくださった、あの時の男性ランナーさんから、またまた元気に声援をいただき、(ありがとうございます!)
そしてまたしばらくいくと、やはり防府でお声掛けいただいた、広島のショウジさんが。「おばあちゃん、よかったね~!」と、振り向き声を掛けていただき、なんてありがたいことでしょう
そして1.7キロ付近で、キンパツのヅラをかぶったサミーさんと、ユキさん率いる大応援団の声援に手を振り元気に挨拶(ありがとうございます!)
ん?気付けば周りはみんなポンチョを脱いでいる様子?
うん、確かに向かい風だけど、寒さはちっとも感じないぞ。
思いのほか、日差しが出ていたこともあり、最初の給水所のゴミ箱へポイ。身軽になり、さあ、いくぞ!
~10キロ(#4.32)
しばらく進むと、折り返してきたトップランナーとすれ違います。
目を凝らしてみていると、最初に来たのはやはりたけさん。
飛ぶように走るそのフォームは遠目から見てもすぐにわかり、すかさずエール。あのスピードできちんと応えてくれるところも、やっぱりエースの風格ですね
次にlisaさんのワセリンをパクったマサにぃが。気付くのが遅くて背中に向けてのエールでしたが、こちらもしっかりと反応。うんうん、こちらも順調そうだ
そして、愛知のОさんの姿が。今回の別府を並々ならぬ決意で走られることを聞いていたので、しっかりとここはエール。足が痛いって言ってたな。けど、どうだろう、あの走り。あんな覚悟で走れるって本当に強い人なんだな。
みんな、本気で闘っている。
わたしもしっかり走らなきゃ。
~15キロ(#4.32)
最初10キロ向かい風、折り返しここからは追い風、との予想のところ、思いのほか横風が強く。
ぐぬぬ。
無駄につれぇじゃねーか。。
気付くと手元の時計はずーーーっと4.32/キロペース。その正確な刻みっぷりに思わず時計が止まってんじゃねーかと、一抹の不安がもたげたところ、
後ろから、すーっとE子姉さんが。
「みやちゃん、スピード違反だよー」
そそそ、そうだった
前日の受付で、ご一緒したE子さん。
3.15を狙うなら、5キロ23分が目安。
それはキロ4.35.
前半調子に乗ってそれを超えると
後で地獄をみるからね
そそそ、そう聞いていたんだった
そこから、すっと前に出て下さったE子さん。その背中を見ながら、飛ばしすぎそうになる自分をセーブ。
たんたんと正確にペースを刻む背中がとても逞しくしばらく付かせていただきました。ありがとうございます!
そうして見えてきた看板には
「大分市 15キロ」
まだ15キロもあんのかよ(うんざり)
~20キロ(#4.30)
だがしかし、意識とは逆に上がっていくペース。
もしや、これがこれまでの430プロジェクトの成果か?
あの練習を続けていれば、25キロくらいまでは楽に430で走れるようになると、言われていたことを思い出し、そうか、それが今なのか!と(単純)、
気持ちよく進んで行くと、見えてきたスタート地点、うみたまご。
ああ、もう半分なんだ。
なんだか今年は余裕があるなー
思い出すのは昨年のこと。
同じようにハーフまでは快調に飛ばし、そしてここの地点で失速。どんどんと抜かれていくあのときの焦燥感がはっきりと脳裏に浮かびます。
本当に昨年は辛かったなー
てか、今年もここで失速とかやだなー
ぼんやりと思って前を見やると、あれ?みたことある背中。あれれ?あれ、らんな~さん?
明らかにペースがおかしいらんな~さん。そういえば、昨年のタマリバのときから、膝が痛いと言ってたな。(そのくせ先週の勝田も走ったし・・・いやいや、ヤマイチ練では70キロ…怖)
大丈夫ですか?と声を掛け、
ちょうどスタート地点まで戻ってきたし
リタイヤするにはここですね、と
そんなわたしの思惑をよそに、全くそんなそぶりもなく、力強く言い放つらんな~さん。
「完走はするよ」
そうか。そう決めたのですね。
後ろから見てもとうてい、走れる状態じゃないのはわかる。
それでもそう決めたなら、かける言葉は一つだけ。
「うん、わかった。ゴールで待ってる。」
そう言って再び前へ。
もう、信じるしかない。
それぞれのゴールを。
それぞれのベストを。
それぞれの別大を。
そして、ハーフ地点通過。
1時間36分20秒。
わたしの別大も、こっからだ。
(つづく)
※ ふくスポーツ提供。お写真ありがとうございます!