まだまだお正月気分の抜けない本日はすでに1月5日。ようやっと重い腰を上げ、事務所に辿りついたみやみ@司法書士でございます。
本日のメインの業務は年賀状チェック。これだけSNSがはびこっている昨今でも、この風習がなくならないのが日本の良い文化だと個人的には思っています。
一言発信するだけのLINEすら繋がっていない遠い友。
薄くではありますが長きに渡り年一近況を伝え合うこのツール。
103歳の祖母は、数年前の年賀状に「もう送りません。これで最後」宣言をしたためたと申しておりました。おそらくそれは、人に対し、できることはし尽した、という潔い気持ち。
「また会いたいね」と書き続けるその社交辞令の中にも、やはり「縁」というものを断ちきれない自分には、まだまだ到達できないその境地。
いつかわたしも、色んなこと、習慣、しがらみ、個々の常識、そういうものに囚われず、シンプルに生きられるときがくるのでしょうか。
ばあちゃん、やはり即身仏
そこかよ
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さて、このお正月、「箱根駅伝」に胸を熱くした方も多かったことと思います。
かくゆうわたし、自他ともに認める箱根素人。選手の名前は誰一人知らず、どこの大学が出ているかさえ曖昧で、ぽかんと眺めているうちに、気付けば青学が優勝していたという、なんともまあ相変わらずの無関心さ。箱根ファンの皆様すみません![]()
ですが、今年は珍しく、テレビをつけていたこともあり、何度となく目にしたCMに、思わず引き込まれておりました。
そう、サッポロビールのCM。箱根駅伝バージョン。
あの太宰治の名作、「走れメロス」を題材にしたもので、過去の駅伝映像とともに女性が朗読していきます。
「メロスはぶるんと腕をふって、矢の如く走り出た」
「メロスは辛かった」
「わたしはこれほど努力したのだ」
「動けなくなるまで走ってきたのだ」
「なさけない」
「わたしは信頼に報いねばならぬ」
「少しも疑わず、期待してくれている人があるのだ」
「走れメロス。友が待っている」
いや、ぐっときますね。「少しも疑わず、期待してくれる人があるのだ」、「友が待ってる」なんて。仲間っていいなー、とこんな素人のわたしでも、その瞬間が想像、そして回顧され、思わず涙腺が緩みます。
そこで、再び「走れメロス」を読みたくなり、久々紐解くにあたり、大まかなあらすじをおさらいしようとグーグル先生に聞いてみました。
すると出てきた、こんなもの。
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「メロス・ダメ男説」
そもそも、ランナーになると気づくわけですね。40キロに10時間以上かけている時点でおかしいっちゅうことに。どんなに贔屓目にみても、時速4キロは明らかに徒歩レベル。「この男はちっとも走ってない」。
で、もっとよく読んでみると、『妹の結婚式に出るために三日間だけ釈放されている』状態で、その引き換えに親友が拘束されているというのに、この男は呑気に寝坊してるという。そりゃあ、あんた最後ヘロヘロで辿りつくってもんですわ。「もう少し早く出発しろよ」。
そんなこんなで、期限通り王様の元へ辿りつくと、ラストにこんなオチがあるという。
王「メロス、君は真っ裸じゃないか。
早くそのマントを着なさい」
勇者はひどく赤面した。
メロスがいつから全裸なのかは記されていない。
なにそれこわい。
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なにそれ、こわい![]()
とまあ、学生時代(近代文学専攻)は、わたしも全く走ってなかったので、42.195キロは一昼夜かけて走る距離なんだな、と漠然と思っていましたが、今ならわかる。メロス、もう少しガンバレw
そんなこんなの、わたしの箱根駅伝。
心に残るはこの走れメロスとauのCM(これも良かった!)
なんだか今年の思い出も全然駅伝と関係ない件w![]()
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※そんなわたしの2017年のおみくじはこちら。待人・・・来年、か(´・_・`)なげー
