とにかく、たきつけてしまったので仕方ない、としか言いようのなかった昨日の一日。
『柴又100k~東京⇔埼玉⇔茨城の道~』。
立っているのもやんなるくらい、猛暑となった昨日日曜。そのアホすぎる大会の「応援」に行ってきましたよっと。
いえね、ことの発端は確か春先。一緒に飲んでいたIセンセイと、ランナーのアホ度合いについて語っていたとき、Iセンセ、実はアホが羨ましいとおっしゃるので(ここでいうアホとは100kマラソンとか出ちゃう正真正銘のアホのことです)「ユーもポチしちゃいなよ」と酩酊状態のところに耳打ちし、酩酊状態のままポチしちゃったセンセイを、これまた酩酊状態だったわたしが「朝から晩までサポートしますから」などと。
言ってしまったんですねえぇぇ。
ええ、ええ、そりゃもう、その6月1日などに、35度近くまで気温が上がるなんて、ハルウララなその頃は予想だにしておりませんでしたからねえ。
ということで。
朝の6時半スタートに間に合うよう始発に乗り(そのために3時半起き)、それこそとっぷり日の暮れるまで、わたしも「一人柴又100kただし応援」の旅が始まりました。
とりあえず、最大の問題というか、致命的なのはわたしが運転免許を持っていないこと。単純に江戸川を50k上って50k下って帰ってくると言うこの大会。そのまま川っぺりを車かなんかで並走できればなんのこたないのですが、交通手段が電車若しくはこの足しかないわたしは(原チャリの免許?うるせーw)、ひたすらコースを叩き込み、近くに江戸川が流れている駅をまずチェック。
20k地点 三郷駅からわりとすぐ。
40k地点 南桜井駅から約3k
55k地点(大エイド) 幸手若しくは南栗橋駅から7.5k
75k地点 野田市駅から約3k
90k地点 再び三郷駅からわりとすぐ。
最寄駅から3kって・・・7kって・・・往復にしたらその倍あるわけで、けど、本気でそれが「近い」というレベルの駅でして、そしてそりゃもうランナーですもの、走っていくしかないわけですよ。(気持ち的にね)
実際、この55k地点の大エイド。ここは絶対に行って待っててあげたかったので、どうにか交通手段がないか、ここを管轄する五霞町役場まで問い合わせたりしたのですが、結局、回答は「幸手駅から五霞町役場まではバスがある。そこからなら4.5k」「ただしバスは1時間に1本」「幸運を祈る」て。祈られた幸運は、そのバスの時刻表を見た瞬間に手の中から零れ落ち。ちょうど幸手駅に着くだろう12時台と13時台には、一本も運行しておりません。
まあ、7kだし・・・普段ならひょろりと走ってしまう距離だし・・・ま、まあ、なんとか走っていきましょう、と、こうやって全ての交通機関とコースを書いたお手製ガイドブックを、途中でどっかに落としてしまうと言う難関も乗り越え(泣きそうになった)
一日、どこのエイドももれなくランナーをキャッチアップ、できたという涙の「一人柴又100k。ただし応援」。
て、前置きなげーなw
とりあえず、6時半にIセンセイを見送って、20kエイドまでは時間的にも余裕があるため、柴又の参道をぷらぷらしながら、
走りもしないのに、団子。
を食べたことはIセンセイには内緒にしつつ、
最初のキャッチアップ地点。ここは、三郷駅からホントにすぐ。わりと余裕を持って8時前に到着すると、すでに第一走者のランナーたちが。20kを1時間半。普通のハーフマラソンのレベル。はぇぇぇぇ~。
その後、ぱらぱらと一般ランナーが増えてきて、きっちりキロ6分を刻んできたIセンセイをもれなくキャッチ。
数百メートル並走して、「じゃ、次は40k地点で」。
元気に手を振りあう、まだ本当の地獄を知らない無邪気な二人なのでした。(続く)