あの、突然話しかけてきた、馴れ馴れしいアラフォー女子が、果たして3.5を切れたかと、気にしてくださっていたという、なんともありがたいお話です。
考えてみれば、全てが偶然。わたしがお二人を見つけたことも、厚顔無恥に話しかけたことも、会話の中で探し出すキーワードをわたしが何の気なしに口にしたことも、全部が偶然であり、しかしそれで今このご縁があるかと思うと、必然だったようにも思います。
確か去年の能登和倉マラソンでも同じようなことがありました。サブ4のペーサーについて行く集団に意識せず紛れたわたしは、ふと不安になり、「あの~、(このペーサーについていくということは)能登マ丼は食べられないんでしょうか」などと、途中メインの給食である、能登名物『能登マ丼』を食べる時間はないのかと、わたしにしてはかなり重大な(言い換えればかなりどうでもいい)不安を隣りで走っていたランナーさんに聞いてみたところ、「無理」とあっさり否定され、意気消沈で完走後(いつでに言うなればこの大会で初サブ4を達成しました。能登マ丼を振り切った甲斐がありました)、しばらくしてから、やはり話しかけたランナーさんが、ネットを駆使してわたしを探し出して下さいました。交わした言葉はその一言のみ。それでもやはり、一瞬でも、苦しみを共に分かち合った、ある種の連帯感が生まれたのだと思います。
今回もまさかの再会(まだ会ってはいませんが)。あの時の一瞬の出会いでご縁が繋がっていくとは、こういう時に、ブログをやっていて良かったなあと思います。毎日くだらない内容ばかりで、ヒトサマにとってなんの益もなくっても、ただ自分という存在を発信する、自己満足的なツールであっても、無限に人と繋がる一つの手段となれば、それでいいかなと思います。(おっと。オフィシャルブログでした。最近忘れがちw)
人と出会うことは本当に素晴らしい。昭和のオンナは無駄に義理人情に厚いため、ご縁はしつこいくらいに大切にします。そう、人を大切にする、自画自賛になりますが、わたしはこれは自分の唯一の長所にもなり得るものだと思っています。
わたしと出会ってくださった方、全ての方に感謝します。こんなご縁をどれだけ重ねることが出来るか、それがこれからのわたしの人生の豊かさにも繋がる気がします。