女友達と、川崎で食事をするとき、まあそんなに飲まないしね、できれば美味しいものを食べながら、お店の雰囲気を味わいつつ、ゆったりまったり飲みたいわ、なんて基準で検索すると、わりとクチコミ上位に食い込んでいるこのお店。なんでも、川崎駅近辺で、一番美味しいピザを出すとか。うーむ。これは行ってみなければ。
場所は川崎区宮本町。地元の人間でなければ、こんな辺鄙なところに、お店があることすらちょいと不自然という立地。その立地がゆえに、川崎にしては珍しく、きちんとした路面店を構えています。チェーン店が乱立する川崎で、こういう個人のレストランバーって、実はとっても貴重です。
店の前まで来ても、全く中の様子が見えない、その作り。けっこう、わたしでさえそのドアを開けるのは勇気がいりました。で、開けてみると、さらに扉が。まさかの二重扉。で、それをぐぐぐ~っと開けてみると。
なんということでしょう~(ビフォーアフター風にw)
ちょっと意外な空間が広がっておりました。半地下と中二階からなる、不思議な三次元空間。いやいや、こんな贅沢な作りなんて、かなり意外でびっくりです。
中二階の、ゆったりとしたソファーに通され、あーだこーだとメニューを選ぶと、「すみません、鯵が本日切れてまして・・・」と謝罪に来たオーナー。その顔を見て、
あれれれれれ?
阿佐見くん?
そ、オーナーはまぎれもなく、小学校時代の同級生。その頃からとってもいい男だったので、わたし、フルネームで覚えてました
声を掛けると、オーナーも覚えててくれて、「覚えてますよ~」とにっこり。
「覚えてますよ~。みやおさんでしたっけ。」て、うーーん。惜しい。残念ながら、あたしゃ、槙尾三也子(まきおみやこ)っつー名前なんだわさ。ま、半分当たってるし、相変わらず男前だからいいかw
その元同級生のお店。いや、贔屓目なしに、素晴らしいところでした。
まず、メニューが凝っていて、最初にいただいたのが、「モツのトマト煮込み」
普段、和風のモツ煮しか食べていないので、その斬新な組み合わせに舌鼓。
ここは、スモーク料理が数多く、たくわん100円から、ほっけ350円まで。ここは、居酒屋ちっくで親しみがわきます。で、いただいたのは、手羽先とタラコのスモーク。
たいてい、揚がって出てくる手羽先が、とてもヘルシーに仕上がっていました。美味
もちろん、クチコミの高いピザ、ビスマルクも。
好みはあると思いますが、薄いピザ生地が好みの方なら、間違いない生地です。わたしは、薄いのが好きなので、まさにこれ、どんぴしゃ
聞けば阿佐見くんは、主にお酒を担当しているということだったので、せっかくだからということで、シェイカーを振ってもらいました。
カミカゼ。(あっ。画像がなかった。スモークの写真の右にちょこっと写っているヤツで勘弁)
飲食で働いていた連れをもってしても、川崎イチの美味さと言わしめました。
わたしは、ホワイトルシアン。
飲食で働いてもいないわたしには、実際美味さはわかりません。けど、長年バーテンダーで働いていたという彼が作るお酒は、とても丁寧で、そのレベルの高さはわかりました。カクテルの種類もとても多いし、こういうの、女子的に高評価です。
締めは、これまたヒトクセある、「スモーク鯵の和風チャーハン」
これ、めっちゃ美味しかったっす!何つかっているんだろー?和風の出汁がきいてて飽きない味に仕上がっています。サラダ付きで750円。これだけ食べに来たいくらい
いやいや、ここ、ホント、穴場でお勧めです。何となく商売っ気を感じさせないお店なんですが、それがかえって余裕を生んでいるんでしょうか。かなり居心地がよく、入る前に勇気がいる分、一度踏み行ってしまえば、その川崎らしからぬ雰囲気に、多分かなりの確率でリピーターになってしまうんじゃないでしょうか。わたしも、元同級生がオーナーでなくても、なんかの機会にぜひ使いたいお店だと思いました。
食事も美味しく、お酒もしっかり。雰囲気も良く、ゆったりとした大人の空間。
多分川崎では珍しい部類のこのお店。女子会や歓送迎会、コンパなどに是非どうぞ (阿佐見くん、今度は名前覚えていてね笑)
「Vibe」 川崎市川崎区宮本町6-11
http://www.hotpepper.jp/strJ000861231/