織田裕二がテーマソングを歌うのが、どーも気になるってぇことはおいといて、始まりましたね、世界陸上。
今まで、全く興味なく、特にフルマラソンなんて、何をテレビで何時間も見ることがあるんかいな?と思っていたけれど、今年、初めて自分自身、フルマラソンを走ったこともあり、昨日はかなり新鮮な感覚で、女子フルマラソンを観戦しちゃいました。
まず、自分が走ってみて初めてわかる、その速さ。
当たり前なんですけど、42.195キロを3時間以内で当然のように走るなんて、実は、ものすごぉぉぉいことなんですね。
今までは、やれ2時間25分だ、2時間24分だなど、すべて「単なる数字」でしかなかったんですが、その1分の重みすら、生意気なようですが、よくわかるようになりまして。
自分自身、まだフルは二回だけで、自己ベストは4時間11分。いわゆる一つの壁である、「サブフォー」と呼ばれる4時間切りを、一応目標にはしているんですが、この11分ってのが、縮まる気がしないのが、走ってみて初めてわかった率直な感想です。
11分なんて、もう少しって思うでしょ。わたしも走る前は思ってました。4時間11分も4時間も、おしなべて「4時間くらい」って感じでたいした差はないかと感じてたんですが、11分を縮めるためには、少なくとも10キロのタイムを3分弱ずつ縮めなきゃいけない。ほぼ自分の全力で走ってたあのタイムから、どっからどうその3分を削れるんだ、と思うと、全く持ってできる気がしない。
サブフォーすら、わたしには、遠い遠い目標です。
そんな自分の実力をしっかりと自覚しながら、女子フルマラソン、観戦していたもんだから、改めて、その速さに大騒ぎ。
「え?何?5キロ16分??」 (たった1キロだとしても、この速度では走れない・・・)
「て、20キロ1時間15分ってなんだよ??」 (下手したら、10キロ走のタイムじゃんか!!)
「なんで35キロ地点から、そんな速さで走れるんだよぉぉ」 (一番キツイ地点。あたしはもはや廃人のごとく足を前に運んでた)
「きゃぁぁぁ。サブスリーとかいうレベルじゃないじゃんっっ。なんだよこのタイムはぁぁぁ」 (半狂乱)
て、凡人の自分と比べている時点でおかしいんですけどね。
ケニアの三人は、本当に強かったですね。全身バネって感じの足で、無駄な肉が一つもついてない。
もちろん、日本の赤羽選手も素晴らしい。19位だって悔しそうな尾崎選手だって、眩暈がするほど速いんですから、堂々としていただきたい。
途中、引き離されていた選手に、増田明美さんが、「この方達は、2時間30分台の選手ですからね。フォームが整っていませんね」などと、さらりと言っていましたが、2時間30分台ってだけで、何だか落ちこぼれ集団みたく扱われていたのが恐ろしい。2時間30分なんて、実際は驚異的な数字なんですけどね。世界陸上ってすごいですね。(なんか幼稚な言葉ですみません。。)
さて、始まったばかりの世界陸上。オンタイムで観るのが辛いので、全て録画で観てるんですが、なでしこジャパンの時のように、テレビつけた途端に結果が分かってしまわぬよう、そこだけ気をつけ、あと数日間楽しみたいと思います。
ガンバレ、日本!
・・・しかし、「世界陸上」って「セリク」って言うんですね。織田裕二が言ってるの聞いて、他に使ってる人がいるのかしらん?と思っちまいましたw