7月5日。
ルパンの二つ目の初日にが幕を開けました!
毎回のことなのですが、うちの公演では場当たりは初日チームで行うので、二日目初日のチームはほぼゲネプロでぶっつけ本番になります。
我が従兄弟ベヌトも神ちゃんからおがっちにバトンタッチ。
ゲネプロ最中。
ラウールとデティーグ&ベヌトの追っかけっこ直後のこと。
「次なんだっけ?」
下手袖中で声をあげたのはまくしも。
「もう次ヴァリエテ座ですね。ちょっと空きますよ」
即答するおがっち。
どっちがシングルなんだか…(;´Д`A
今回もシングルの僕は、二つ目の初日、やっぱりまたその違いを大いに感じながら舞台に立っていました。
のっけから、青木のげしちゃんの伯爵夫人は全く関ちゃんとラインが違うので、本当にドキドキ。
本当に微細ですが、僕も微妙に違う動き、芝居になっています。勿論変えようなんて思ってやってる訳じゃなく、夫々よ伯爵夫人と向き合った結果そうなった、というだけなのですが、ちょっとしたパラレルワールド気分で、シングルキャストの醍醐味であります。
仲原演じるボーマニャンに至っては、もう設定自体が徹さんと違います。
徹さんはデティーグより少し年上。
仲原はほぼ同世代です。
僕の私見ですが、徹さんのボーマニャンは一味の中で絶対的存在として君臨していて、故に孤独であったり、時として脆くもあったり。そんな印象。でも実は…(以下自粛)
対して仲原演じるボーマニャンは、同胞と同じ立場で、決して権力ではなくリーダーシップで一味を統率していて。決して弱いところは見せてはならない。常に自分は毅然としていなければ、というちょっと頑張り屋さんな印象。
原作のイメージは徹さんに近い感じがするのですが、仲原の若さを逆に生かしたアプローチは素直に素敵だなと思います(^-^)
動きや台詞だけでなく、存在するポディションがデティーグにとっては違って、すごく新鮮です。
これでX登場となると、Xさんは勿論のこと、徹さんとげしちゃんが初顔合わせになります。
モアで徹さんと絡んでいる僕も、ラウールが代われば徹さんも変わり僕も変わってくるという、ぶっちゃけ稽古場では大混乱でした(^_^;)
「おおう、徹さんだからこっちかと思ってたらラウールがXさんだとこうなるのか!Σ(゚д゚lll)」
みたいなことも多々(笑)
でもそんなことも含めて、楽しくて仕方ないのです。
二つのチームが幕を開けて、9日まで焦らされているXさんはきっとやきもきしていることでしょう。
でも、Xさんもかなり魅力的なラウールなので、9日を共演者もみんな楽しみにしています。
ステージ数が少し少ないですので、お見逃しなく!
いよいよ明日から2ステージ。
とわもあのダブルヘッダーに突入します!
まだまだ混乱しそうだけど、頑張るぞう(>_<)
本日劇場にお越し下さった皆様、本当にありがとうございました!
今回の作品は本当にいくら追求してもきっと底が見えないような世界です。
日々探求していきたいと思います!