長ぐつ。 | まきおの隠れ宿

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劇団スタジオライフの牧島進一です。
皆様との交流の場をコソッと増やそうとブログを始めてみました(^_^;)
内容は徒然、不定期更新になると思いますが、
宜しくお願い致します!

いちご狩りから一夜。

今日は明日の名古屋へ向けて出発を控えての一日オフ。

「さてさて。どう過ごすかな…」

レコーダーに溜まった録画番組を観るか、久々に古本屋で一日立読み耽るか、暇でなきゃできないことをする貴重なチャンスだ。

と、昨日のいちご狩りのバス中、映画の話になったことを思い出す。
4人に共通して言えたことは、

「映画館で映画を観る時間がなかなか作れない」

ということだった。

「よし今日は映画だ!」

という訳で午後になった頃、家から数駅離れた某映画館に到着。

観たい映画は決まっていた。いつかCMで予告を観てどうしても観たかった作品。

「長ぐつをはいたネコ」

このチャンスに観ない手はない。
この作品、シュレックに登場する長ぐつをはいたネコを主人公にしたスピンオフ作品らしいのだが、シュレックはまだ未体験。でも構わない!俺はこの映画が観たいのだ!

という訳で窓口に並び無事席を確保。ちなみに僕が観たのは3Dの日本語吹替版。実は3Dの映画は酔うのが怖くて今まで観たことがなかったので、今回が初めて。

時間になり、客席内に入り、指定された席に向かう。客入りはまばらだが、子供が全体の半数近くを占める。子供には当然親御さんがついている訳で、すなわちほとんどのお客さんは子供連れの家族。が、そこはポニョで体験済み。アニメを劇場で観るならそれくらいで動じてはいけない。

予告編が終わり、メガネをかける指示がスクリーンに表示される。

おもむろにメガネをかけると、心拍数が上がりだす。

最初に出てきたDREAM WORKSのロゴの飛び出しだけでのけぞりそうになる。予想してたより大分飛び出してくる。油断してるとやられる。と、身構える。

しかし、本当にやられたのはその映画の中身だった。

3Dで描写されたネコの質感、ふわふわ感というかもふもふ感というか、とにかく抜群。

主人公はかなりダンディーなシブいネコで、基本は二足歩行なのだが、ミルクを飲む仕草や、動く光を追う動きなど、随所でリアルなネコの動きに切り替わる。コミカルでいてリアルなその動きは猫好きならずとも興奮すること間違いなし。他にも主人公にはある必殺技があるのだが、これは是非映画館で観て欲しいのでここでは伏せておこう。

ストーリーはシンプルで、主人公プスとかつての兄弟分のハンプティダンプティが再会し、幼少時代に探していた魔法の豆を探し出し、天空の世界で金の卵を手に入れようというアクションアドベンチャー。
始終コミカルに描かれていて、思わず吹き出してしまうことも。
それでいて、友情や家族愛、ラブロマンスなどのテイストも多く、心温まる場面も。

しかしながら、僕がこの映画の最大の魅力を感じたのは、とにかく猫の描写なのでした。主人公プス始め登場するネコたちがスクリーンで暴れ回る。それだけでかなりヤバい。

もしかしたら、全く同じストーリーを人間が演じたら、それ程魅力的な作品ではないかも知れなません。

何よりも僕は、この映画に

「猫が好きで好きで仕方ねぇんだよチクショウ!!!!」

的な思いを感じました。本気で猫好きじゃなきゃ、こんな作品絶対作れない。

猫好きなら、楽しめること間違いなし。

猫好きじゃない人が観たら、猫が好きになるかも知れない。

そんな、とにかく猫の魅力で押しに押しまくる作品です。



なんとか時間見つけて、もう一回くらい映画館で観たいなぁ…個人的にストライク過ぎる映画で(笑)

興奮と幸福の休日でした\(//∇//)\

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