オミクロン感染、漢方薬で予防と重症化防止が可能です。 | 世界一幸せな医者石川眞樹夫のブログ『今日も好い日だ』

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内科・小児科医として、私は、新型コロナウイルスもオミクロン株になり死亡率も低くなり、臨床的にはただの風邪の仲間に戻ると思っています。

 

ただ、感染力は今までのデルタ株までよりもかなり強い印象で、当院外来通院中のお子さん達や、親御さん達も既に数十人が罹患して治癒しています。(発熱期間は子どもで1日から3日ほど。大人で、基礎疾患があるなどの場合、やや長引いて1週間弱という印象です。)

 

今回のオミクロン株には、デルタ株でも有効だった漢方治療が初期治療にも重症化防止にもさらに効く印象を持っています。

 

以下の情報は友人である芦屋こころとからだのクリニック院長、春田博之先生からの情報で、去年の10月にも一度シェアした内容ですが、この4ヶ月来、当院外来でもこれらの漢方を使用して、感染した人もスムーズに改善している症例を見て来ましたので、改めてご紹介させて頂きます。

 

荊芥連翹湯も十味敗毒湯も大きな薬局で販売されており、身近な方や、ご自身の会社の同僚にPCR検査陽性(+)の方や、発症者がおられる時には、ご自身の判断で服用されることが役立つでしょう。

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以下、春田博之先生の記事の引用と資料です。

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コロナウイルス感染の予防と感染の初期段階では荊芥連翹湯を軸に治療対策を考え、咳や発熱、消化器症状があればそれに他の漢方薬を合せ、時にクラリスやジスロマックなどの抗生剤を併用しています。

 

荊芥連翹湯は図のように、コロナウイルスの弱点を突く天然成分を沢山含んでおります。これらの天然成分と作用部位については【新型コロナウイスルの補完代替医療 医学博士 鈴木信孝 著】を参照いたしました。

また、荊芥連翹湯についてはこの方剤でクラスターを防いだという、千葉県 東邦鎌谷病院の 柳一夫先生の御報告の記事もあります。

http://bigaku.asia/image/2104/feature.pdf

 

私自身の診療での手ごたえとして、荊芥連翹湯を初期から使用していると重症化しにくのではないかという感触を得ています。

(また、余談ですが、荊芥連翹湯を内服されている方はコロナのmRNAワクチンを接種してもほとんど副反応が起きていません。2回目接種後もです。ただ自己免疫疾患のある方や体力の弱っている方では荊芥連翹湯を内服されていてもワクチン接種後体調不良が中々改善しにくい方もあります。また、モデルナワクチンの副反応もある程度抑えているようですが、2回目接種で高熱が3日間収まらなかったかたもあります。)

 

そして、コロナに罹患すると荊芥連翹湯を内服し防衛していても、炎症症状は続き、いいようのない倦怠感の持続を訴える方が多いです。このような場合には十味敗毒湯が役に立っています。(ツムラのボクソクの入っているものが良く効きます。ボクソクにはサイトカインストームを抑える働きが報告されています。他のメーカーの十味敗毒湯には桜皮(オウヒ)が使われています。)

 

これについては、岐阜県の白川病院 野尻 眞 先生が十味敗毒湯で新型コロナ患者さんを治療された報告をされています。

https://www.shirakawahp.com/.../ddedaaee683910a8d9163c16d...

図に描きましたように、新型コロナウイルスに対する防衛及び初期治療に荊芥連翹湯、そして炎症に対する症状に十味敗毒湯を合わせてゆく戦略を基本軸にし、その他の症状に対して適宜、方剤併用もしくは変更を考えてゆくのが良いのではないかと考えるに至っております。

 

芦屋こころとからだのクリニック  春田博之