コロナ感染が長引く中、まだまだ落ち着かない日々が続いていますが皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

まきの木の佐々木です。

前回のブログから早くも半年近く経ってしまいました。

季節は初夏から梅雨に入ります。

 

さて、最近のわたしは、早起きをして朝日を浴びながら、散歩をしています。

もともと、眠りが浅く、更年期に入ってからさらに寝つきが悪くなり不眠がここ数年続いておりました。

50歳前後は、女性ホルモンがダイナミックに変動し、いわゆる更年期の症状が出やすい時期です。

私は、特にドアの開閉音にビクついたり、深夜、息子のオンラインで話す声が就寝中に気になり始め、寝付けず、

イライラ、無理に寝ようとするので眠ることに意識がいき、更に眠れず、日中はぐったり。意欲もわかず、

悪循環の日々でした。

 

一時的に不眠を改善目的で睡眠導入剤を内服しやっと安心して眠るれるようになり心身共にも落ち着いてきました。

しかし、今度はお薬を飲まないと眠れないじゃないかというプレッシャーが強くなり、

やめられないまま過ぎてしまいました。

また、お薬は、悪い物、続けるものではないと どこかで受け入れられていない自分がいました。

特に医療者はそう思いがちだと思います。

わたしは、月経過多で長年婦人科でフォローしてもらっていたのでお薬も婦人科でお願いしていました。

毎月、処方してもらうのも苦痛になり、何とか自然に眠れないものかとモヤモヤ。

お薬に頼っている自分を他の人がどう思うだろうと気にしていました。

 

自分でも減らしていこうと思いますが、余計眠れなくなり、不安がますます大きくなります。

スタンフォード式最高の睡眠を参考にしながら、入浴、ストレッチなどの眠るための環境を試してみました。

最終的に私に良かったのは入浴と寝る前に短編の難しくない本を15分ほど読みながら眠くなったら寝はじめる。

深呼吸を数回して意識を集中させる。(眠ることに意識をむけない)

それでもやはり寝つきが悪い時もありました。

 

自分の力では限界があり、思い切って専門外来で診療を受けることにしました。

そこで今までの経緯を話しながら、医師から今の私の現状を受け止めてもらえたことでかなり気持ちが楽になりました。

それは、今までお薬に頼りながら睡眠をとっている自分を受け入れられてなかったことを気づくキッカケになりました。

頭では理解していてもどこかで拒みつづけている自分にきがつかず、同じ場所にとどまっていたのかもしれません。

自分でこうあるべきを掲げていたのでしょうね。

 

 

わたしは、仕事柄、更年期についての悩みを相談受けるのですが自分の現状を受け入れてみるようにアドバイスしています。しかし自分のことになると

全くダメですね。客観視できないのです。

 

専門の医師からすすめされたことが「朝日をあびながら散歩」することでした。

毎朝、日光を浴びることで睡眠、覚醒リズムが整い質の良い睡眠が得られるようになる。

またセロトニンをたくさん作っておくと夜にメラトニンの分泌が増え自然な眠りが来るという仕組みです。(日の出から8時までの日光が効果あり)

 

今までの私は、早朝に目覚めてしまうとあと少しまだ寝れたのに。。。。落ち込み、ベッドの中で二度寝できずイライラし、

渋りながら起きる日々でした。

朝の散歩なんて、息子のお弁当作りもあるのに無理無理・・・・。と思っていましたが


いざ、朝歩きはじめると、朝の涼しい風が心地よく、新緑も爽やか、人も多く歩いていない時間帯を狙って

気持よいではないか!静かな街並みを眺めるのも新鮮で、咲いているお花に目をむけたり、気持ちもリフレッシュする。

そして眠かった朝も、頭の中もスッキリし家事もサクサクとこなすことができるようになってきました。

午前中はとにかく元気で過ごすことが出来るので

予定をこなし、午後は少しぼっーとする時間を作りました。

 

最初は3日、一週間、一か月と続けていくうちに、夜になると眠くなり、眠くなってからベッドに入るのであれこれ考えずに寝るという習慣ができてきました。

そうするとお薬も少し減らして眠れるようになってきました。

ここ数年できていなかったことができるようになり、また眠れなかったら気兼ねなくお薬も頼る!と割り切り、気も楽になってきました。

 

また、不眠で一日がぐったりし、横になることが多く、そんな自分も嫌だなと否定的になっていましたが

元々、感受性が高いわたしはストレスを貯めやすいので眠ることが一番の幸せでエネルギーを蓄えるもの。

昼寝は、リラックスできるからできることという医師のアドバイスも嬉しいことでした。(午後3時までに30分程度がおすすめだそうです。)

 

少し前の私は、元気がない自分は嫌だな、昼寝していると怠け者?と心の奥で思っていたようでそれがかえって空回りしていたかもしれません。

若い時は朝が得意だったことを思い出し、早起きしてラッキーと思える今日この頃です。

 

人は苦しい時、同じ場所にとどまってしまいがちですが、勇気をもって動き出してみるとまた違う風景が見えてきます。


 

では、みなさまもあさひをあびて良い一日をお過ごしください!

 

まきの木 佐々木